中国共産党中央規律検査委員会と国家監察委員会は、今月22日、中国の大手行「招商銀行」の頭取「田恵宇」を重大な規律違反の疑いで調査すると発表しました。
○中国大手行の元頭取に重大な規律違反の疑い 王岐山国家副主席の側近
中国共産党内で、またまた仲間割れか。
「中国の大手銀行元頭取は、王岐山・国家副主席に近い人物。王氏は習氏の盟友とされてきたが、近年は元部下らの失脚が相次ぐ。両氏の関係に変化が生じた可能性」
国家副主席まで粛清対象とし、もはや3期目続投は難しいのでは?https://t.co/GIMGTQlq4V https://t.co/kGBlYSQNq7
— えくぼちゃん (@bsx3OFpqArGH8eA) April 23, 2022
田恵宇は今月18日、招商銀行の社長を突然、辞任していたことが明らかになりました。
○中国招商銀の田社長、突然辞任-2月には共産党が金融セクター批判
田恵宇は、王岐山(ワンチーシャン)国家副主席に近い人物で、王岐山は習近平の盟友とされてきましたが、現在、両者は対立しているのではないかとの憶測が飛び交っています。
近年、王岐山の元部下らの失脚が相次いでおり、中でも王岐山と長年に渡って政治活動を共に行なってきた中国共産党中央委員会の元副部長である董宏(ドン・ホン)は、今年1月、20億の賄賂を受け取ったとして告発され、死刑を宣告されました。
そのため、田恵宇も習近平によって失脚させられた可能性が高いと言われています。
王岐山は、習近平と同じ「太子党=紅二代」であり、かつて習政権の事実上の「ナンバー2」と見られるほどでしたが、習近平は独裁体制を貫くため、同じ「紅二代」であっても、敵対すれば容赦なく汚職問題を取り上げ、失脚させています。
○【中国共産党も世襲制】習近平も「紅二代」と呼ばれる2世幹部 激しい権力闘争が繰り広げられる中国の浅ましい実態
習近平は、自身の数々の暴政によって敵を量産しており、今後、ますます共産党内で孤立していくことでしょう。
○【暗殺の恐怖に怯える習近平】少なくとも14回命を狙われ、歴代指導者の中で記録を更新 異常な警備体制を敷き、恐怖心から腹痛や下痢に悩まされる
このまま内部争いによって中国共産党全体が崩壊し、習近平もその他の党員も一人残らず滅び去ることを心から祈るばかりです。
○中共の元エリートで北京のトランプ・任志強(レン・ジチャン)、習近平を批判したため懲役18年、罰金6470万円の実刑判決
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