【バラマキ】政府、国連や国際機関などに必要性を確かめないまま資金を出したケース123件、4530億円以上、会計検査院が指摘

【バラマキ】政府、国連や国際機関などに必要性を確かめないまま資金を出したケース123件、4530億円以上、会計検査院が指摘

会計検査院は、政府による国際機関への拠出金について、必要性を十分に確認しないまま支出されていたケースが123件あり、総額は4530億円を超えると明らかにしました。

2018年度から2023年度にかけて、全24の政府機関が支出した件数は722件、総額は5兆237億円に上りました。

国際機関への支出は、国連などの総会決議に基づく「義務的拠出金」、特定分野に自発的に支払う「任意拠出金」、国際通貨基金(IMF)や国際復興開発銀行(IBRD)への出資金の3種類があります。

2020年以降は新型コロナ対応で支出が増加し、2023年度には財務省がウクライナ復興のために国際復興開発銀行(IBRD)へ6850億円を拠出し、過去最大規模となりました。

会計検査院によると、国際機関からの定期的な会計報告を省庁が受け取らず、収支が不明だったケースが44件、使われずに繰り越された額を把握していなかったケースが58件、繰越金の使い道を確認していなかったケースが43件、計145件あったとのことです。

このうち123件、総額4530億円分は金額の妥当性を十分に精査しないまま国際機関の求めに応じて追加拠出しており、これは2018年度から2021年度にかけて任意で支払われた拠出金の3割に相当します。

また、2020年に厚労省が国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」に自国用のワクチン調達費として172億円を拠出しましたが、確保のめどが立ったため大半が使われず、残っていた166億円を途上国へのワクチン供給支援に切り替えていました。

しかし、こうした経緯は政府の報告書に記載されておらず、厚労省は会計検査院からの指摘に対し、「途上国へのワクチン普及は国内の感染対策にもつながる。当初の目的から大きく外れていない」などと釈明しているとのことです。

税金を湯水のように浪費する政治家たちが一掃され、国民の幸福につながる政治が行われますことを心から祈ります。

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