日本国際博覧会協会(万博協会)によって示されたパビリオンなどの建設工程に、全ての参加国が間に合わない状況であることが判明しました。
万博の会場に建てられるパビリオンのうち、参加国が費用を負担し独自のデザインで作る「タイプA」は、60カ国(56施設)が建設を予定しています。
しかし、タイプAの建設が大幅に遅れており、万博協会は建築工事完了時期を、従来の今年7月から3カ月遅らせ、10月に延期すると決定しました。
こうした状況の中、着工に必要な行政手続きの完了が確認できたのは、2月28日までにシンガポール、アイルランド、サウジアラビアなど7カ国のみとなっています。
これらの国は最も工程が進んでいるものの、大阪市に提出した関連書類によると、工事完了予定日を、6カ国が11月9日~2025年3月31日としており、中国にいたっては開幕日の2025年4月13日と記載しています。
したがって、万博協会が示した今年10月までとする建設工程に間に合う国は一つもなく、ある国の関係者は「万博協会の見通しは甘いのではないか」と話しています。
さらに、建設業界のトップ、日本建設業連合会の宮本洋一会長は、「木製の大屋根リングが全てつながると、建設用車両の進入経路に制限が発生し、リング内のパビリオン建設がさらに遅れる可能性がある」との懸念を示しました。
そのため、ネット上では開催中止を求める声の他にも、「なんとか間に合ったとしても突貫のツケが出てきそうで怖さもある」「間に合わせる為に現場に過度な負担を強要することだけはやめてほしい」「何から何まで頓珍漢。これが日本の未来社会の縮図なのだろう」「30代の大阪府民です。 言葉を選ばずに正直な気持ちを言うのなら万博なんて全く興味がありませんし、税金の無駄遣いも甚だしいと思っています」といった厳しいコメントが殺到しています。
国民の訴えを無視し、税金の無駄遣いを繰り返す政治家たちが全て厳正に裁かれますことを心から祈ります。
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