中国のシャドーバンキング大手「中植企業集団」が巨額の負債を抱え、破産申請をしたことが判明しました。
シャドーバンキング(Shadow Banking)とは「影の銀行」という意味で、銀行ではなく、証券会社やヘッジファンド、その他の金融会社が行う金融仲介業務を指します。
中植企業集団は、ピーク時の運用資産が1400億ドル(現在の為替レートで約20兆2600億円)を超える巨大企業でしたが、不動産市場の崩壊に伴って資金繰りに窮するようになり、昨年の11月時点で債務総額が最大4600億元、日本円にして約9兆3100億円に達していました。
今回、破産申請を受理した北京の裁判所は、中植企業集団について「明らかに債務返済能力を欠いている」と文書で指摘しています。
昨年8月には中植企業集団の傘下にある「中融国際信託」が複数の高利回り投資商品について顧客への支払いができず、北京市内で投資家たちによる抗議活動が起こるなどしました。
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中植企業集団の顧客は、中国共産党幹部とつながりのある裕福な個人や企業とされ、同社の破産により多くの中国人富裕層が打撃を受けているとみられます。
侵略と破壊、殺戮を繰り返してきた悪なる中国人たちに、さらなる厳格な裁きが下されますことを心から祈ります。
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