台湾の新たな総統に『頼清徳』が就任、『台湾独立』を主張 日本からは過去最多となる国会議員31人が出席 中国「日本が台湾独立や中国分裂に加担すれば、民衆が火の中に連れ込まれることになる」

台湾の新たな総統に『頼清徳』が就任、『台湾独立』を主張 日本からは過去最多となる国会議員31人が出席 中国「日本が台湾独立や中国分裂に加担すれば、民衆が火の中に連れ込まれることになる」

今月20日、台湾の新たな総統に民進党の「頼清徳(らい せいとく)」(64)が就任しました。

頼清徳は医師の資格を持ち、1996年に政界入りを果たして以降、台南市の市長や第12代副総統などを歴任。

中国との関係については、かねてから「台湾独立」の姿勢を示しており、同日行った就任演説で、「卑屈にもならず、ごう慢にもならず、現状を維持する」とし、「中国の軍事行為と脅迫は、全世界の平和と安定を脅かす最大の戦略的挑戦だと思われています。台湾は世界の地政学に影響を与えています。台湾海峡の平和と安定が、世界の安全と繁栄につながるのです」と世界に向けて訴えました。

また、「中国の主張を全面的に受け入れて主権を放棄したとしても、台湾を併合しようという中国のたくらみは消えないということを理解すべきだ」「中国の各種の脅威と浸透に直面しているわれわれは、国を守る決意を示さねばならない」とも述べ、防衛力の強化に取り組む姿勢を示しました。

このほか「いかなる政党も併合に反対し、主権を守るべきだ」と述べ、中国の脅威に与野党が一致して対抗するよう求めました。

頼清徳の就任式には、アメリカのアーミテージ元国務副長官をはじめ、51の国や地域の代表団500人以上が駆けつけました。

日本からは過去最多となる31人の国会議員が出席したほか、安倍昭恵や経済アナリスト、ジャーナリストらが式典への出席をSNS上で報告しています。

こうした中、中国政府は頼清徳の一連の発言や各国の動きに対し、即日、批判のコメントを出すなど、台湾への圧力を強めています。

中国の呉江浩(ご こうこう)駐日大使は、頼清徳の就任を受け、「民主進歩党の歴代総統は全員が正真正銘の独立主義者。民進党が政権を握り続ければ両岸(中台)情勢の厳しさが増す」と指摘。

また、就任式に日本の国会議員30人超が参加したことについては、「(台湾)独立勢力に加担する誤った政治的シグナルだ」「日本が台湾独立や中国分裂に加担すれば、民衆が火の中に連れ込まれることになる」と警告しました。

さらに中国政府は、23日朝から台湾を包囲する形で陸・海・空軍とロケット軍などによる軍事演習を開始しました。

中国人民解放軍は今回の演習について「台湾独立勢力に対する懲戒であり、外部勢力の干渉と挑発に対する深刻な警告でもある」としています。

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侵略や戦争を目論む悪人たちが全て厳正に裁かれ、この地上に真の平和と安息が訪れますことを心から祈ります。

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