元ジャニーズJr.の「カウアン・オカモト」(26)が12日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、ジャニーズ事務所に所属していた当時、「ジャニー喜多川」前社長から「2012~2016年の間に15~20回ほど性的被害を受けた」と明かしました。
ジャニー喜多川による性的虐待については、1999年に週刊文春が報じ、今回、英BBCがドキュメンタリー番組を放映するなど、大きく取り上げたため、全世界に知れ渡り、波紋を広げています。
○【英BBC】ジャニー喜多川によるジャニーズタレントへの性的虐待ドキュメンタリーを放映すると発表「なぜ日本のメディアはこの問題を取り上げない?」
カウアン・オカモトは、性被害について「はっきり分かるのは僕以外に3人。正直(前社長宅を訪れた)ほぼ全員だと思っている」と述べ、前社長に対し「感謝の気持ちを持っている一方、当時15歳の僕や、他のJr.に対し性的行為を行ったことは悪いこと」と話しました。
会見に参加していたNHKのディレクターは、カウアン・オカモトに対し「テレビメディア、とりわけ公共放送に勤める者の1人として大変重く受け止めている」と断った上で「もし当時、大手メディアが報じていたら、ご自身の選択は変わったと思うか。例えばジャニーズに入所すること自体ためらったり、選択は変わったと思うか」と質問しました。
これに対し、カウアン・オカモトは、「その時になってみないと分からない」とした上で、「もしテレビが当時取り上げてたら、大問題になるはず」「親も多分行かせない」と述べ、「どっちの角度から見ても、多分なかったのではないかと思う」と話しました。
また、カウアン・オカモトはこの性被害の実態を広く知ってもらうためだとして、他の被害者たちにもカミングアウトを呼びかけました。
「やっぱり全員出てきた方がいいなと僕は思っていて、やっぱりとんでもない数だと思うので、それを見れば『皆さんわかるでしょう』というのは結構ある。僕は顔を出して(記者会見に)出てきたが、他のジュニアたちも、BBCに出た子だけじゃなくて、みんなが出てきてしゃべることは、すごく大きなことだと思っている」
一方、当のジャニーズ事務所は、この会見への出席に応じなかった上、「コンプライアンス順守を徹底」するといった形式的なコメントしか出さなかったため、謝罪や真摯な対応を求める声が殺到しています。
芸能界を牛耳り、夢見る若者たちを食い物にしてきた全ての悪人たちと、その実態を隠蔽し続けてきたマスコミ各社に厳格な裁きが下されますことを心から祈ります。
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