三重県内の小中学校のうち約7割が、大阪万博について「来場予定はない」と回答していることが判明しました。
現在、三重県は県内の小中学校や高校などを対象に、大阪万博の入場チケット料金を全額負担する事業の実施を計画しています。
これに先立って、県が対象となる624校に対し、意向調査を実施したところ、6月7日時点で、538校から回答があり、「来場予定」が55校、「行き先として検討中」が108校との結果が出たとのことです。
また、「来場予定はない」と答えたのは375校で、538校のうち約7割を占めています。
この結果を受け、三重県の一見知事は「引率をしなきゃいけない手間がかかるとか、交通をどうするんだ、交通費も含めてですけど。子どもさんを連れて行くのが大変だからというのがあると思う」と話し、県の展示内容を発表するなどして、開催に向けて機運の醸成を図りたいとしています。
このように知事本人は、無料招待への参加を促したい考えですが、この事業はチケット代のみ無料で、バス代などは全て学校側や保護者の負担となる上、夢洲地区の安全性も未だ確保されていないのが現状です。
そのため、ネット上では「学校単位でわざわざ万博に行く意義はあるのかな」「子供たちの意向を最優先に判断してほしい」「学校側としては、万が一の責任を考えると迂闊には参加できないと思う」と、学校単位での無料招待に反対する声がさらに高まっています。
日本全国で民意を反映した、誠実な行政が行われますことを心から祈ります。
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