香港メディア「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」によると、中国では、今年1月から8月までに、過去最多となる3470社の半導体メーカーが倒産したことが明らかになりました。
中国では、「半導体の自給自足」という目標を達成させるため、2020年に2万3100社、2021年に4万7400社の半導体関連メーカーが設立されましたが、コロナパンデミックや、アメリカの中国に対する半導体規制によって、倒産ラッシュが始まりました。
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また、電力不足と新型コロナウイルスの再燃によって、半導体の表面にある電子部品、集積回路(ICチップ)の生産量も激減し、8月のIC生産量は前年同月比24.7%減と、下げ幅は1997年以降で最大となりました。
半導体は、家電製品、パソコンやスマートフォンなどの情報機器、自動車の製造において必要不可欠な物質であることから、中国はこれまで様々な国にスパイを侵入させ、相手国の半導体技術を盗み出してきました。
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そのため、台湾では5月、中国を意識した、半導体技術の流出を防止するための「経済スパイ罪」が新設されています。
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また、アメリカ以外の国でも、半導体の中国依存を抜け出すため、様々な取り組みが行われており、こうして中国で始まった半導体企業の倒産ラッシュは、中国がこれまで行なってきたスパイ行為などに対する裁きだと言えるでしょう。
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この勢いで、中国共産党が力を失い、跡形もなく完全に滅び去って、この地上に真の平和と安息が訪れますことを心から祈ります。
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