【治安悪化】京都・嵐山、『竹』約350本に落書きされる被害 外国人旅行者が過去最多のペースで増加、年間で初の4000万人を突破する可能性

【治安悪化】京都・嵐山、『竹』約350本に落書きされる被害 外国人旅行者が過去最多のペースで増加、年間で初の4000万人を突破する可能性

京都を代表する観光地・嵐山の「竹林の小径(こみち)」で、竹に落書きされる被害がこれまで以上に増加していることが分かりました。

竹林の小径は、世界遺産・天龍寺の北側に広がる散策路で、風にそよぐ音や木漏れ日が美しく、日本らしい風景として特に人気の観光スポットです。

竹林の小径での落書きは、コロナ禍で観光客が減った時期に一時的に収まっていましたが、今年の春ごろから再び増え、夏以降はさらに目立つようになったとのことです。

市の調査によると、一帯にはおよそ7千本の竹が生えており、そのうち約350本にナイフや鍵のようなもので刻まれた落書きが見つかり、アルファベットのほか、カタカナや漢字、ハングルとみられる文字も確認されたとのことです。

現場は古都保存法に基づく「小倉山歴史的風土特別保存地区」に指定されており、原則として木や竹の伐採は認められていませんが、市は「傷が原因で立ち枯れや倒竹の危険がある」として、被害が大きい竹については伐採を検討しています。

京都府立植物園によると、竹の表面は一度傷がつくと元には戻らないとのことで、地元の観光関係者らは、緑色の養生テープを貼って目立たなくするなどの応急処置をしていますが、「景観を損なうおそれがある」と懸念する声も上がっています。

現在、日本を訪れた外国人旅行者は9月時点で約3165万人に上り、過去最速で3000万人を超えました。

このままのペースで推移すれば、外国人旅行者数は過去最多だった昨年の3687万人を上回り、初めて4000万人台に達する見通しで、それに伴ってオーバーツーリズムの問題がこれまで以上に深刻化するのではないかと懸念されています。

国民が安心して暮らせる社会環境が、すべての地域で整備されますことを心から祈ります。

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