NHKが、中国政府の関連企業「i-SOON社(上海安洵信息公司)」による世論操作について大きく取り上げ、注目を集めています。
「i-SOON社」は「ウー・ハイボ(Wu Haibo :呉海波)」という中国人ハッカーが2010年に創業した“中国政府御用達”のスパイ企業で、北京や四川、江蘇、浙江省を拠点としています。
今年2月には、同社が各国の政府系サイトやSNSなどにハッキングを仕掛けていることを示す内部資料がX上に流出し、大きな波紋を呼びました。
◯中国政府関連IT企業『iSoon社(上海安洵信息公司)』、Xのアカウントを用いた世論工作システムを開発していたことが判明 アカウントの乗っ取り、情報監視、中国の国益に沿う内容を一斉送信など
◯中国政府がハッキング企業「iSoon社」に不正なデータ収集やハッキングを依頼していたことが発覚 Twitterを監視し、世論をコントロール iPhoneの位置情報をリモートで取得するなど
流出した「i-SOON文書」は、ハッキングなどのサイバー攻撃に使えるセキュリティー製品の技術書や取引先とみられる一覧表、海外の組織などから盗み取ったとみられるデータのリスト、3年に及ぶ社内チャットの記録など、合わせて577点に上りました。
文書の中には「Twitter世論コントロールシステム」と題する説明書が含まれ、SNSのアカウントの乗っ取り、複数のアカウントを一元的に管理・操作する方法が記載されていました。
NHKは「Twitter世論コントロールシステム」で運用されている工作アカウントを特定し、中国政府当局の意向に沿った投稿を繰り返していると指摘しています。
また工作アカウントが、福島第一原発から放出された処理水について、無関係のシュミレーションを用いて人々に誤解を与える投稿をしていたことも取り上げました。
この投稿は2000件を超えるリポストが行われていましたが、NHKはその半数以上がボットによる可能性が高いと指摘しています。
さらにNHKは「Twitter世論コントロールシステム」の購入リストに、中国の警察組織にあたる「公安」当局が含まれていることも報じました。
もっとも、NHKはこうして中国共産党の情報工作について大きく報じたものの、NHK自体、中国共産党に都合のいい報道を繰り返し、国民をミスリードしてきたことが既に明らかになっています。
◯【NHK】中国のECサイト『Temu』や『SHEIN』を絶賛する特集番組を放送し、批判殺到 有害物質の検出、ブランド品の模倣、マルウェアの配布、個人情報の漏洩などを隠蔽
◯【NHK】「ガチ中華」を流行らせようと特集番組を放送し物議 中国人による乗っ取りが進む日本の現状を好意的に放送
◯NHKラジオ国際放送、中国人の男性スタッフが「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな」と発言 38億円もの国税を投じる国際放送のあり方を見直すべきとの声
中国共産党による洗脳工作に終止符が打たれ、真実の情報だけが発信される健全な社会となりますことを心から祈ります。
◯太陽光発電施設の遠隔監視機器800台がサイバー攻撃、預金の不正送金に悪用されていたことが判明 太陽光発電施設は主に中国『ファーウェイ製』
◯中国人民解放軍のハッカーが2020年に日本の防衛省の機密情報にアクセスしたと米紙が報道 当時の防衛大臣『河野太郎』はこの件について「防衛省に聞いてください」と知らん顔
◯官公庁や全国自治体の重要書類作成を請け負う『イセトー』、ハッカー攻撃で150万近くの個人情報が漏洩 京都、徳島、和歌山などの自治体でも相次ぐ
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