能登半島地震で被災した人の多くが現在も避難所生活を余儀なくされていますが、国や自治体からの支援がほぼ打ち切られたため、1日につき1個の弁当しか配布されていないことが判明しました。
珠洲市で被災した「おいこらさん」と名乗るXユーザーによると、避難所では食料として一人につき弁当が1個しか配布されておらず、その状況を見かねた民間企業が食材の提供などの支援を続けているとのことです。
震災から半年、珠洲市の避難所の今現在の食料事情をお話します
とうとう避難所ですら日に弁当1個の対応となりました
1食では生きていけません
どうしているのか?
行政からは米(未炊飯)しか届きませんので
見かねた民間が食材を支援し続けています
では誰が調理するのか?… pic.twitter.com/lGGNMWiHC4
— おいこらさん@珠洲市民が2次避難先から支援 (@notosuzudesu) July 4, 2024
行政からは、調理されていない「米」のみが送られてくるため、同じく被災した人々が無休・無報酬で調理を行なっているそうですが、継続していくのはかなり難しい状況となっています。
また、震災から7か月経った現在も、珠洲市内の多くの地域でライフラインが復旧しておらず、場所によっては半数以上の家庭で水道が止まったままとのことです。
しかも避難所の中は、以下のように段ボールで簡易的な仕切りが作られているのみで、女性が安心して着替えるスペースさえ確保できていない状況となっています。
避難所の劣悪な環境下では、「エコノミー症候群」を発症する高齢者が相次ぎ、すでに死亡者も出ているとのことです。
この状況に対し、おいこらさんは「行政はなぜ人に対しての対応が後手後手なのでしょうか? 復興に見せかけるための犠牲者、人間の命を最優先しない政策、運用実態 街の復興なんかよりも大切な事を見落としていませんか? 起こるべくして起こるような事故くらいは未然に防ぐ努力をしてくれませんか? 書いていて怒りを通り越してくやしくて悲しくて涙が出ています 人の命はこんなにも軽かったのですかね…」と疑問を投げかけています。
避難所生活と災害関連死
震災から半年が経った今、とある避難所の生活の実態がこれです
この環境で男女が混同して生活している状況で、女性もここで着替えていたり
寝具が薄く寝心地は畳で寝るより硬く感じる寝床で生活しています
こんな中でエコノミー症候群で亡くなった方もおります… pic.twitter.com/aQ6LpHdova
— おいこらさん@珠洲市民が2次避難先から支援 (@notosuzudesu) July 2, 2024
また、ネット上では「被災地の人が諦めて自ら出ていくようなことをされている気がしてなりません」「まるで戦乱に巻き込まれた国の、難民キャンプのような様相だと感じてしまいました。マジで岸田は何をやってる??」「政府はどんどん被災地から距離を取り始めているようですね。 一日一食って」といった批判が殺到しています。
苦しむ国民を放置する血も涙もない政治家たちが一掃され、人々の声に寄り添った誠実な政治が行われますことを心から祈ります。
◯能登半島で被災した奥能登4市町の120社が地震後に廃業 5月の有効求人倍率は0.64、高校生の就職活動にも影響 政府の支援不足が顕わに
◯岸田総理、能登被災地に3度目の視察 『被災地支援者向け仮設宿泊所』を7分、『和倉温泉』を26分視察して終了 その後、高級日本料理店で2時間30分ほど会食
◯【石川県・奥能登地方】3月と4月の死亡届、過去5年間の平均より3割増 国のプッシュ型支援は3月に終了「岸田政権、見殺し」「確実に人災ですね」「ここまで人に配慮がないのも凄い」と批判殺到
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