岸田総理は14日、衆院予算委員会で裏金事件に関する集中審議が行われた際、国民に向け「適切な申告・納税を」などと呼び掛け、猛批判を浴びる事態となっています。
自民党派閥による裏金作りが発覚したことに伴い、現在、野党側からは「裏金作りは脱税に他ならない」と指摘する声が上がっています。
また、政党から政治家個人に支出される「政策活動費」についても、使い切らなかった残額を政治家個人が保管していれば「雑所得」とみなされ、所得税法上の課税対象となり得ると指摘されており、岸田総理をはじめとした政治家たちにも、追徴課税を支払わせるべきとの世論が高まっています。
○【岸田総理】使途公開不要の『政策活動費』について今後も続ける意向を表明 「やましいことがないのであれば、速やかに使途を公開するべきだ」と追求されても頑なに拒否
岸田文雄総理大臣(首相)
「納税を検討」って
決めるのは税務署でし?
「追徴課税を支払います」の間違いじゃないの?
皆さん
この動画を御覧ください#岸田やめろ #自民党は組織的犯罪集団 https://t.co/ZtfriUzmIJ pic.twitter.com/yzYmrDVq28— 永遠の少年2 (@reinbowshiawase) February 15, 2024
しかし岸田総理は、自身の裏金疑惑を棚に上げ、16日からの確定申告を前に「法令にのっとり適切に申告、納税を行うようお願いしたい」と国民に呼びかけました。
これを受け、「納税してほしければ裏金議員は辞めるべきだ」「暴力団に説教されているような気持ちだ」「THE おまいう」「なんで脱税してるヤツらに納税しろって言われなきゃならないんだよ」などと批判が噴出。
SNS上では「納税呼びかけ」「確定申告前」が一時トレンド入りする事態となりました。
また、16日の審議では、立憲民主党・江田憲司議員が「まさに今日は、確定申告のスタートする初日です。この問題に対する、特に国税庁の対応を間違うと、税金一揆まで起こるのではないか」と述べました。
続けて、江田議員は鈴木財務大臣の「大変、国民から強い憤りが寄せられていることは、実感として感じている。丁寧な対応をしていく必要がある」」との答弁に対し、「こんな答弁で許されたらね、脱税天国を許すってことですよ」と強く批判しました。
このように国会では連日、激しい論戦が繰り広げられているものの、岸田総理をはじめ、裏金問題に関与していた大半の議員らは何のお咎めもないまま、現在も野放し状態となっています。
税金によって私腹を肥やす悪徳政治家たちが、一人残らず厳正に裁かれますことを心から祈ります。
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