中国不動産大手「中国恒大集団」への清算命令が下された翌日に中国株が大暴落したことを受け、「中国はもう株式市場を立て直す手段をもっていない」との見方が広がっています。
これまで中国では、「ナショナルチーム」と呼ばれる政府の管理下にある金融機関や大企業が、デフォルト寸前の企業に資金を注入し、株式市場を下支えてきました。
しかし、習近平政権の経済政策に対する不信感から、外国人投資家たちが中国株式市場から次々と撤退、資金の流出に歯止めがかからない状態となっています。
そこに追い打ちをかけるように、恒大集団に清算命令が下されたことによって翌30日の株式市場は大荒れとなり、上海深圳300指数(CSI300)が過去5年間の最低を更新。
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香港ハンセン指数は2009年以来の最低を更新し、上海証券総合指数(上海指数)は2022年以来最悪となりました。
CSI300指数とは:上海証券取引所および深セン証券取引所に上場されている全A株のうち、時価総額および流動性の高い300銘柄で構成されており、中国の株価を代表する指数です。
また、上海と深圳の両市場における30日の取引総額は6637億元(約13兆8259億円)でしたが、前回の取引日より1415億元(約2兆9476億円)も縮小しました。
この惨状を受け、中国のSNS上では「ナショナルチームではもう中国市場は救えない!」との声が溢れ、特権階級の中国人たちは逃げ出す準備を始めているとのことです。
卑劣な破壊工作によって多くの人々を殺戮した悪なる中国人たちに、さらなる厳格な裁きが下されますことを心から祈ります。
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