東京・上野の「国立科学博物館」は7日、物価高騰の影響で資金不足に陥り、運営が危機的状況だとして、1億円を目標にクラウドファンディングを始めると発表しました。
篠田謙一館長は、光熱費の高騰などを受けた支出の増加や、コロナの感染拡大に伴う入場料収入の減少などで、財政的にひっ迫していると説明しました。
中でも、収蔵庫は1年を通して温度や湿度を一定に保つ必要があるため、節電が難しく、今年度の光熱費は3億8000万円ほどと、2年前と比べて2億円近く増える見込みとなり、標本などの収集や管理が危機的な状況にあるとのことです。
篠田館長は「今回は過去最大の挑戦になります。科博が持つ膨大なコレクションを守り、国内に点在する貴重なコレクションの収集活動の継続に対する私たちの思いにご支援をお願いします」と話しました。
会見の後、この話題は瞬く間にネットを通して拡散され、同日午後5時20分時点で、5051人がクラウドファンディングに参加、早くも1億円を達成したとのことですが、国立科学博物館は11月まで募集を続け、集めた資金は収蔵庫の建築や、光熱費に充てるとしています。
🔥クラウドファンディング目標金額達成しました🔥
多くのみなさまにご支援いただいて、本日目標金額を達成しました。
本当にありがとうございます。
篠田館長と真鍋副館長より、みなさまへ、御礼のメッセージをお届けします。 pic.twitter.com/7ORTCXBGwz— かはく【国立科学博物館公式】 (@museum_kahaku) August 7, 2023
国立科学博物館は、2001年に自民党政権下で独立行政法人化され、国から切り離されたことで深刻な資金不足に陥っており、ネット上では一切の支援を実施しない政府に対する批判が殺到しています。
その一方で政府は、「大エジプト博物館」に対して、総額842億円に上る円借款のほか、収蔵品の修復など、技術面で協力することを表明しています。
○日本を支援しない岸田首相、エジプトの農業と地下鉄建設への財政支援を表明 『大エジプト博物館』にも支援の継続を強調
外国へのバラマキばかりに注力する岸田総理をはじめ、彼に加担する政治家たちが全て厳正に裁かれ、国民の益となる真っ当な政治が行われますことを心から祈ります。
○エジプト考古学者の「吉村作治」は創価学会員 中国共産党の資金援助によって歴史を捏造し、間違った歴史認識を広める中共のスパイだった!!
○【岸田内閣】相手国の要請を待たない“オファー型”ODA導入へ 支援を求めない国々にバラマキできる『開発協力大綱』を閣議決定
○【またもバラマキ】岸田内閣、ネパールの人材育成支援のため、4億2400万円の無償資金協力を表明 奨学金の返済に苦しむ日本の若者は支援せず
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