カナダ軍兵士およそ330人が、コロナワクチンの接種を強制され、損害を被ったとして、軍の高官らを相手取り、約5億ドル（約710億円）の損害賠償を求める集団訴訟を起こしました。

この訴訟は、ウェイン・エアー国防参謀総長、フランシス・アレン国防参謀副長官、アニタ・アナンド国防大臣、ジョディ・トーマス前国防副大臣らを相手取ったもので、6月21日に連邦裁判所に訴状が提出されました。

原告側は、「2021年にカナダ国防参謀総長のウェイン・エア将軍らが、未検査の製品を軍人に押しつけ、この実験的遺伝子治療を『ワクチン』と表示し、安全性と有効性について故意に虚偽の説明を行った上、兵役からの永久離脱を除いて拒否する選択肢を与えなかった」と主張しています。

ワクチン接種の義務付けは、昨年ようやく部分的に撤回されたものの、この間に何百人もの軍人が除隊し、未だに接種を義務付けられている部隊もあるとのことです。

この裁判で、原告側が勝訴すれば、自らの意思に反して接種を強制されてきた全てのカナダ人にとって重要な前例となるため、注目を集めています。

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