7日に行なわれたノルディックスキー・ジャンプ混合団体で、日本、オーストリア、ドイツ、ノルウェー(2人)の計4チーム5名の女子選手がスーツ規定違反で失格の処分を受け、大きな波紋を呼んでいます。
日本の高梨沙羅選手は、1回目で103メートルのビッグジャンプを見せて2位につけたかと思われましたが、着用スーツにケチを付けられ失格処分となり、他の3カ国の女子選手らも、好成績を残していましたが、高梨選手と同様の理由で失格となりました。
この前代未聞の出来事について、有識者の間では「ビッグジャンプとなったことで狙われ、目を付けられた可能性は高い」との声が上がっていますが、その一方で、「日本、オーストリア、ドイツ、ノルウェーの4カ国が北京五輪に政府要人を派遣しなかったため、その報復措置として選手らを失格にしたのではないか」との疑いが持たれています。
さらに、運営側が女子選手たちのスーツをこれまでと異なる方法で測定したことが明らかになり、各方面からさらに批判が殺到しています。
ジャンプ混合団体で高梨沙羅がスーツの規定違反で失格し、オーストリア、独、ノルウェーも続き10か国中4か国に失格者が出た。「あり得ないくらい頭にきている」とドイツ監督。スーツの検査するなら“競技前”だろう。選手を苦しめ、生涯に残るトラウマを残したいのか。ただ唖然 https://t.co/FQalzz3QWU
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) February 8, 2022
各国が北京五輪開催に際し、中国に政府要人を派遣していないのは、中国政府によるウイグル人への人権侵害に抗議するためです。
○中国共産党がウイグル族を弾圧していた証拠となる「新疆文書」が流出 「大規模な不妊手術」「強制労働」「強制的な中国への同化」など卑劣な人権侵害が明らかに
中国政府自ら、他国から批判される原因を作っておきながら、他国の選手たちに報復するというのは、単なる逆恨みと言うしかなく、あまりに悪質だと言わざるを得ません。
○【北京五輪】中国人選手が反則行為を連発し、批判殺到 IOCとツイッター社が結託して反則現場の映像を次々と削除、アカウントをロック
このように中国共産党は、各国を巻き込んで世界の平和や均衡を破壊する害悪でしかありませんので、一刻も早く滅び去りますことを心から祈ります。
○【李家による日本侵略】日本各地の土地が中国共産党の機関紙「人民日報」で大売り出し 「人民日報」の役員が日本のデジタル庁幹部に就任
○中国が始めたコロナ茶番の最大の目的は、米軍兵士にワクチンを接種させてアメリカを崩壊させることだった!! 日本の自衛隊も二の舞に
スッタモンダがあってもなお、わが国は「一応の参加」をすることととしたのがこの「ペキン冬季五輪」でしたね…
しかし、私個人は、わが国の政府・JOCはやはり原理原則を守るべきだったし、やはりわが国は「不参加(いわゆる「ボイコット」)」と決定するべきだったと改めて思います。
選手にとって、わざわざペキンまで行ってみたが、結局は「失格」扱いされる結果になるようでは、初めから「不参加・ボイコット」していたのと同じですので…。
「オリンピック憲章」には、「スポーツの政治利用はダメ、ぜったい」という原理原則が語られているわけですが…
「スポーツの政治利用」禁止という原則は、今回、世界的に人権ジュウリンの実態を暴露されながら、それでも自らの国威発揚のため「ペキン冬季五輪」をゴリ押しで開催している中共のような「開催国」の問題について定義しているはずですからね。
このケースでは、不参加・ボイコットだけが政治的に「中立」で正しい姿勢であり、「人権ジュウリンを見て見ぬふりして、ジ・イルミナッティ(笑)のイカレポンチな運動会マツリに参加すべき」というわが国の政府その他の姿勢は、それ自体が「スポーツの政治的利用」だったわけですね。
まあ、今、私も多忙だし、「ペキン冬季五輪をTVで鑑賞している時間的余裕もない人だから、そう考えるだけ」なのかも知れませんが。
とはいえ、元々、五輪はTV局などなどの利権のためにあるものでなく、「世界平和」などなどのためにあったわけですから、わが国はこの中共のような国威発揚型の「開催」には最初からくみするべきではなかったのですね。
そもそも、本記事中でも改めて旧記事をあげて指摘されている通りで、「ウイグル人権侵害行為(大量虐殺・拷問・強制労働・臓器狩り・人身売買etc..)」が今も堂々とまかり通っている中共において、「平和の祭典」などあり得るはずもなかったでしょう?
かといって、中共は自ら開催を「辞退」するつもりなどありませんでしたので(一方のわが国は「新コロ」騒動を理由に「東京五輪」を辞退すべきだと内外で声があがった)、やはりわが国(やマトモな「人権感覚」を有する他の先進各国)は「不参加・ボイコット」するしか(マトモな)選択はなかったわけですね。
この点で、中共の人権問題を回避し、政治的思惑を優先した元日弁連会長・宇都宮健児弁護士に対して(ちなみに「人権擁護」は弁護士の第一の使命となっておりますが)、最近、批判のツイッター投稿をした一般国民がいたようです。(笑)
するとどうなったかと言うと、「日本共産党の支持者が(ツイッター上で)怒鳴りこんで来ました」とのことでしたね。(爆笑)
結局、宇都宮弁護士やわが「国会」の野党(ばかりか与党の自民党・創価学会公明党)の政治センスの欠如のため、「日本代表選手」としてわざわざ出場した選手たちが、「スーツのどこかがマズい」と中共側からインネンをつけられ「失格」扱いされて排除されてしまうという結果を招いて終わったわけですね。
さらに今後、これら「失格」選手たちに起きかねないわが国「独特」の問題もありますね。
つまり、わが国のマス・コミが先頭に立ってあおっていた「メダル信仰」の結果、「メダルを取れなかったあの選手は日本のハジ」「責任を取らせよう」などなどと心ないインネンを一般国民やらマス・メディア企業からつけられる恐れが出て来たわけですが…
「せっかくチャンスを与えたのに、メダルを逃しやがって」とインネンをつける、それがわが国の下世話な「スポーツ」マス・コミの定番の「報道」姿勢ですからね。
今回、選手個人がせっかく好成績をあげていたにもかかわらず、中共の「政治判断」のおかげで「失格」とされ、帰国を余儀なくされる選手たちは大変だろうと思いますね。
そこを、これから一般市民が支援・擁護して、「失格」選手たちの未来を守って行けることを祈りたいです。
いずれにしろ、今回の「ペキン冬季五輪」について、わが国は「不参加・ボイコット」すべし、と正しい選択が出来なかったわが国のキシブン「内閣」や政治家や役人(あるいは「弁護士」などなどの「識者」)は、自分に大きな黒星がついたことを知るべき時でしょう。
中共のような「危険な国」の「五輪」に、わが国の「日本代表選手」たちをあえて送り込み、苦しませる結果を招いたのは、誰でもない自分たちの落ち度であった、と今からでも遅くありませんから、選手たちに頭を下げるべきでしょうね。