イーロン・マスクの人工知能企業『xAI』、中国出身の元社員『李雪晨』を提訴、Grokの機密情報をOpenAIに漏洩

イーロン・マスクの人工知能企業『xAI』、中国出身の元社員『李雪晨』を提訴、Grokの機密情報をOpenAIに漏洩

イーロン・マスク率いる「xAI」は、元社員の李雪晨(Xuechen Li)が社内の機密情報を不正に持ち出し、競合する「OpenAI」に持ち込んだとして提訴しました。

李雪晨は中国出身とみられ、昨年からxAIのエンジニアとして「Grok」の訓練と開発に従事していましたが、7月にOpenAIからのオファーを受け入れてxAI株700万ドル相当(約105億円)を売却した直後に機密情報を持ち出したとされています。

社内の調査で、李雪晨はファイルの持ち出しを認めたものの、その後、使用していた端末から未申告のデータが新たに見つかったとのことです。

xAI側は、これらの情報によってChatGPTに「より革新的で想像力豊かな機能」が加わるおそれがあると主張し、金銭的な損害賠償に加えて、李雪晨のOpenAIへの移籍を差し止めるよう裁判所に求めました。

イーロン・マスクは、OpenAIの共同創業者でもありますが、会社の運営方針をめぐっては経営陣らと対立を深めており、OpenAIやサム・アルトマンCEOを相手取って訴訟を起こしています。

先端テクノロジーが不正行為に左右されることなく、正しい方向へ発展していきますことを心から祈ります。

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