神奈川県・寒川郵便局、車庫内で配達用の電動バイク28台が全焼 普通郵便を配達できず パナソニック製リチウムイオン電池セルを使用

神奈川県・寒川郵便局、車庫内で配達用の電動バイク28台が全焼 普通郵便を配達できず パナソニック製リチウムイオン電池セルを使用

8日午前、神奈川県寒川町にある郵便局の車庫で火災が発生し、停めてあった配達用のオートバイ28台が全焼しました。

この日、寒川郵便局で、配達用のオートバイを止めている車庫から火が出ているのを郵便局員が見つけて消防に通報したとのことです。

火はおよそ1時間後に消し止められ、けが人は出ませんでしたが、この火事で鉄骨平屋建ての車庫と配達用のオートバイ合わせて28台が全焼しました。

出火当時、車庫内では電動バイク20台分のバッテリーが充電されており、警察はリチウムイオン電池から出火した可能性があるとみて、詳しい原因を調べています。

日本郵便によると、同局ではオートバイが焼失して使用できなくなったため、普通郵便の配達ができず、簡易書留や速達などは周辺の郵便局からオートバイを借りて配達したとのことです。

◯寒川郵便局の車庫で火事 配達用バイク28台全焼、普通郵便を配達できず

今回の火災を受け、日本郵便は「ご心配とご迷惑をおかけし、申し訳ございません。早急に通常業務を再開できるよう最善を尽くします」とコメントしています。

日本郵便は2019年度から、ホンダ製の電動バイク「BENLY e:」を都内の郵便局に200台導入し、郵便配達業務に使用を開始しましたが、これを皮切りに導入が進み、2024年春までに約1万6000台が納入され、全国の配達用バイクのうち2割を占めるまでになりました。

こうした中、ホンダは先月30日に「BENLY e:」にも使用されているモバイルパワーパック(着脱式可搬バッテリー)について、「バッテリー内のセルと構成部品の溶接条件が不適切なため、損傷したセルから電解液が漏れるおそれがあり、継続使用すると金属が析出して短絡し、セルが発火・火災に至る可能性があります」と発表し、無償修理を開始しました。

寒川郵便局の出火元がリコール対象のバッテリーかどうかは不明ですが、ネット上では今回の火災との関連を疑う声が上がっています。

また、ホンダの着脱式バッテリーには、パナソニック製のリチウムイオン電池セルが使用されていることが分かっています。

◯Honda Mobile Power Pack e:の無償修理(着脱式可搬バッテリー)

出火原因が突き止められ、再発防止策が徹底されますことを心から祈ります。

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