新型コロナワクチンの遺族の集団訴訟、第一回口頭弁論が始まる 国側は争う姿勢を示し、原告の訴えを退けるよう求める

新型コロナワクチンの遺族の集団訴訟、第一回口頭弁論が始まる 国側は争う姿勢を示し、原告の訴えを退けるよう求める

コロナワクチン被害者と遺族による国家賠償請求訴訟が、東京地裁で19日から始まりました。

原告は、ワクチン接種後に死亡した人の遺族8人と、下半身不随などの後遺症が残る5人の合わせて13人で、いずれも、厚労省からワクチンが死亡原因であるとの認定を受けています。

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原告側は、100ページに渡る訴状で、国によるワクチン接種の推進について、「新聞広告やCM、ユーチューバーの起用を通じて接種を呼びかけていながら、その一方で接種後の死亡例や重篤な後遺症について伝えなかった」などと主張し、総額およそ9150万円の賠償を求めています。

同日開かれた第一回口頭弁論で、遺族らは「ワクチンのマイナス情報を国民に周知、広報しなかった罪は重大だ」「健康被害を何事もなかったかのように風化させようとしている」などと述べ、国に謝罪や補償を求めました。

法廷は、原告側の被害者・遺族・代理人の計5人による意見陳述と、進行についてのやり取りを含め、25分ほど開かれました。

その中で、河野明樹子さん(60)は、2021年6月にコロナワクチン接種によって夫を亡くした経緯について語り、「大阪では基礎疾患のある人から接種を呼び掛けていたため、基礎疾患のあった夫は接種を受けた。河野ワクチン担当大臣が『ワクチンで死亡0人』と言っていたことを信じた」とし、「甚大な被害が出ているワクチンに対して、国はスルーし続けています。ワクチンの危険、国民に共有されていない情報をマスコミに流さないで接種を続けています」「国は責任を取ってください」と求めました。

東正秋さん(74)は、39歳の長男をコロナワクチン接種によって亡くしており、「病気一つしたことのない健康なスポーツマンでした。真面目で几帳面な息子は、スマホで体調とワクチンとの関連性を毎日調べておりました。しかし、いくら調べてもワクチン副反応が長引く情報はなく、死に至る情報など皆無でした」と話しました。

また、東正秋さんによると、亡くなった長男は生前、河野大臣や京大の山中伸弥教授、メディアに登場する専門医のワクチンに関する緩解を信じていたとのことで、「副反応は体全体に悪影響を及ぼし、長引くこともあり、最悪死に至ることもあるという文言がどこかにあれば、慎重な息子は絶対に2回目の接種は避けています」とやりきれない思いを吐露しました。

櫻川(さくらがわ)博文さん(51)は、2021年8月に1回目の接種を終え、その2週間後に意識不明の重体となりましたが、その後も車椅子生活を余儀なくされ、排泄障害のため、仕事に復帰できない状況が続いています。

櫻川さんは、「主治医からワクチンが原因とはっきり言われ、2021年9月時点での厚労省分科会の資料を基に本件は死亡する例や、ファイザーでは8例の報告があると説明を受けました。厚労省は、この事実やリスクを国民に周知せず、あまりにもワクチン情報について偏りがあり、隠蔽しているとしか思えない」とし、「国はこの健康被害を何事もなかったのかのように風化させようとしており、絶対に許しません」と非難しました。

宍戸千穂さん(46)は2021年10月、1回目のワクチン接種直後にアナフィラキシーを起こし、その後は就労困難な状況となり、生活資金の借入を余儀なくされました。

宍戸さんは、「どの医療機関に言っても、『ワクチンは関係ない』『副反応は4日で終わる』『こんな症状は出ない』と言われ続けました。心因性だと笑われることもありました」と無念な体験を語り、「2021年10月の時点で膨大な数の副反応疑い報告がされていましたが、その情報は医療機関には全く届いておらず、真摯に向き合ってくれる医療機関はほぼ皆無でした」と強調。

さらに、「SNSで河野大臣に助けてほしいと訴えたことがありますが、その日のうちに大臣アカウントからブロックされました」と告白し、「まさか、こんな扱いを受けるなんて、接種前には夢にも思いませんでした」とも話しました。

続けて、「1年前のワクチン接種後から体調不良で生活も苦しくもう限界です。救済制度申請したけど結果来るまで保ちそうにありません。どうかワクチン被害者も助けてください。何かあったら責任取るって言ってましたよね? その言葉は嘘なんですか?」と訴えました。

意見陳述が行われた後、被告の国側は争う姿勢を示し、原告の訴えを退けるよう求めたとのことです。

口頭弁論の後、原告団による記者会見が行われ、車椅子姿で会見に出席した櫻川さんは、「ここに集まっていただいたマスコミの方々に申し上げます。この事実を報道して、国民を救ってください。そして、これを記事にしてください」と切実に訴えました。

ワクチン被害者と遺族らの訴えが全て聞き入れられ、公正な判決が下されますことを心から祈ります。

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