【じげもんの常識をブッ壊せ!!】Vol.55 – 私たち人間は幾つもの“菌類”の働きによって、この地球で安全に暮らすことができる 創造主による奇跡的な神業の数々

【じげもんの常識をブッ壊せ!!】Vol.55 – 私たち人間は幾つもの“菌類”の働きによって、この地球で安全に暮らすことができる 創造主による奇跡的な神業の数々

この地球には、たくさんの生物が満ち溢れています。

それぞれの生物は互いに影響を及ぼしあいながら、命を繋いで生きています。

私たちは学校で『人間も自然の一部だ』と学びます。

これは間違いではないのですが、正確な表現ではないと、私は考えています。

私は『全ての生物は、人間が不自由なく生きていけるよう、神様が創造なさった』と考えています。

今回の記事は、そう考えるに至った事例をいくつか紹介したいと思います。

以前のコラム記事で、食物連鎖について軽く触れました。

○【じげもんの常識をブッ壊せ!!】Vol.49 – 大昔は人も動物も植物も全てが巨大だった!! 神様が試行錯誤を重ねて現在のサイズに

食物連鎖

上の図にも書かれていますが、食物連鎖には微生物も関わっています。

この微生物たちの不思議なはたらきを紹介します。

最初に紹介するのは菌類です。

『カビやキノコのなかま』と言った方が分かりやすいでしょうか。

上の図では『分解者』とも書かれています。

○菌類-Wikipedia

これらの生物はどのようなはたらきをしているのでしょうか。

例えば、秋になると山々は美しい紅葉に覆われます。

しかし、紅葉は冬になる前にほとんどが枝から離れていきます。

いわゆる『落ち葉』です。

緑豊かな山ほど、毎年たくさんの落ち葉が出ます。

数年もすると、足を踏み入れるのも難しいほど落ち葉が堆積しそうですが、そうなることはありません。

これはいったいなぜでしょうか。

実はここに、菌類を含めた分解者のはたらきがあるのです。

○4.落ち葉の行方

上記リンク先にあるように、落ち葉はまず、ダンゴムシなどの生物によって食べられ、細かくなります。

その後、落ち葉にふくまれる有機物は、菌類によって二酸化炭素や窒素などの無機物に分解されます。

『有機物を無機物に分解する』はたらきを行うので、菌類などの微生物は『分解者』と呼ばれているのです。

ここで、さらに調べを進めていくと、興味深い事実を見つけました。

○高校生科学技術チャレンジ、最高賞に「ダンゴムシ」研究 世界大会へ7チーム

『ダンゴムシのフンの中には、揮発性の抗カビ物質を生産する菌が常在する』という研究結果です。

先のリンク先、『4.落ち葉の行方』には以下のように書かれてありました。

『真新しい落ち葉の下には黒ずんだ葉や、葉脈だけが、すかし絵のように残っている葉などがあります』

これは、ダンゴムシなどが地表近くで葉の肉を食べていたことを意味します。

当然、葉を食べたダンゴムシはフンをします。

つまり、地表付近の土は、ダンゴムシのフンにより『抗カビのコーティング』が成されているのです。

菌類は、有機物を酸素や窒素などの無機物に分解することにより、エネルギーを得て生きています。

しかし、こういった分解を行うと、必ず異臭や悪臭が発生します。

地表に悪臭が充満すると、他の生物に悪影響を及ぼすことが考えられます。

そうならないよう、地表は抗カビのコーティングを行いつつ、有機物の分解を地中で行うシステムが出来上がっています。

何という巧妙な、かつ無駄のないシステムなのでしょうか。

全ての生物が過ごしやすいよう、完璧に計算され尽くされています。

まさに『神業』です。

また、地球には菌類以外の微生物もいます。

細菌です。

○細菌-Wikipedia

細菌にも、現代文明ではなし得ない『神業』を行うものがいます。

植物の栄養素として『窒素』『リン酸』『カリウム』の3つがよく知られています。

○肥料の三要素-Wikipedia

このうち、特に窒素は、植物の葉や茎を大きく成長させるので、多量に必要です。

植物は、窒素をアンモニウムイオン(NH4+)や硝酸イオン(NO3−)の形で体内に取り入れます。

植物にアンモニウムイオンを供給するため、人類は肥料としてのアンモニアの化学合成に取り組みました。

大気中の窒素と、メタンなどからとり出した水素を反応させて、工場などでアンモニアを合成するのです。

この方法は、発見者にちなんで『ハーバー・ボッシュ法』と言われています。

○ハーバー・ボッシュ法-Wikipedia

しかし、工場で合成する場合、その過程で温度を500℃まで上げないといけないので、相応の設備が必要になります。

ところが、細菌の中には空気中の窒素を固定して、アンモニアをつくり出すものがいるのです。

代表的なものは『根粒菌』です。

○根粒菌-Wikipedia

根粒(根粒菌が植物の根と共生しているもの)

根粒菌は窒素からアンモニアを合成する際に、細胞内にある『ニトロギナーゼ』という酵素を触媒として反応速度を上げています。

しかし、このニトロギナーゼは酸素に極めて弱く、酸素に触れるとたちまちはたらきが弱くなってしまいます。

そのため根粒菌は、細胞膜の表面で酸素供給を受け、アンモニア合成に必要なエネルギーを得つつ、細胞の中には酸素を入れないようにして、ニトロギナーゼのはたらきが弱くならないようにしています。

こんな複雑な仕組みが偶然にできるわけがありません。

しかも、合成したアンモニアは、根粒から根毛を通じて、植物の体内に直接供給できるようになっています。

供給されたアンモニア(NH3)には、窒素原子(N)がふくまれています。

私たちのからだをつくるアミノ酸やタンパク質も、窒素原子をふくんでいます。

○タンパク質を構成するアミノ酸-Wikipedia

植物は、根粒菌から供給されたアンモニアから得られた窒素原子を用いてタンパク質を生成し、茎や葉を太く、大きくしていきます。

この、大きく成長した茎や葉を食べて、私たちは生きているのです。

どこまでも無駄がありません。

さて、最近、『ハーバー・ボッシュ法』よりもはるかに低い温度でアンモニアを合成できるという研究結果が発表されました。

○50 ℃で水素と窒素からアンモニアを合成する新触媒

しかし、まだまだ研究段階のようで、実用化するには時間がかかりそうです。

人間が大がかりな設備を構築し、高い温度を保つよう大きなエネルギーを加えてやっと生成できるアンモニアを、細菌は目に見えない小さなからだの中で、しかも常温で休むことなく行っているのです。

これも『神業』と言えるレベルだと思います。

さて、細菌は地球上の至る所にいます。

中には、南極の氷床や火山の噴火口のような、生物にとって必要な栄養源が得られない過酷な環境で生息している細菌もいます。

そのような環境に生息する細菌は、生きるために空気に含まれている微量の水素を分解し、電子をエネルギーとして取り出して生きているそうです。

○まるで天然電池。「霞」から電気をつくる酵素を発見

Huc酵素の分子構造モデル

上の文中『バクテリア』とは、細菌のことです。

とても不思議な生態ですが、この細菌が分解する水素の量は、なんと年間7000万トンに及ぶそうです。

○空気中の水素を直接電気に変換できる酵素をバクテリアから分離することに成功、小型で持続可能な発電装置の実現につながる可能性

では、仮にこの細菌が地球に存在せず、大気中の水素濃度がどんどん高くなっていったといたら、私たちの生活にはどのような影響があるのでしょうか。

中学校の理科の実験で、水の電気分解をしたことがある人も多いと思います。

電気分解装置の陰極と陽極にそれぞれ気体が発生するのですが、ある程度気体を集めたあと、陰極側の気体にマッチなどの炎を近づけると、大きな音を立てて爆発します。

○水の電気分解の解説(中学生向け)

水素に点火した様子

陰極側に発生した気体は水素です。

水素が空気中の酸素と混合した状態で点火すると、爆発的に反応して水ができます。

つまり、空気中の水素濃度が高まると、不用意に点火したら大爆発を起こす危険が生じるのです。

また、空気中には気体の塩素もわずかながら存在します。

塩素と水素が混合した状態で、紫外線などの光をあてると、これも爆発的に反応して塩化水素が発生します。

○化学徒の備忘録(かがろく)化学系ブログ

塩化水素が水に溶けたものが、学校の理科の実験でよく使用される『塩酸』です。

○塩酸-Wikipedia

濃度にもよりますが、塩酸が人体に触れると呼吸器や目に刺激を受けたり、皮膚に重度のやけどを負ったりします。

塩酸による人体への影響

このように、一部の細菌は、人間にとって危険な物質の発生源となる水素を分解するはたらきがあります。

言いかえると、私たちが安全に生活できるよう、目に見えない小さな細菌が環境を整えてくれているのです。

ここまで、菌類と細菌のはたらきを見てきました。

皆さんは、これが『偶然の産物』だと思いますか?

私はここに『ある目的』を達成するために、『細部に至るまで完璧に統制されたシステム』を見出しています。

このシステムを構築した、『人間の力をはるかに超えた全能者の存在』を感じています。

では、その『目的』とは何でしょうか。

言うまでもなく、『私たち人間が安全に、そして不自由なく暮らせるように』することです。

菌類も細菌も、植物も動物も昆虫も、この目的を達成するために生息していると、私は考えています。

このような『完璧なシステム』を構築できるのは、創造主である『神様』だけです。

ではなぜ、神様は私たち人間のためにここまでして下さっているのでしょうか。

それは、神様が私たち人間のことをとても愛してらっしゃるからです。

○RAPT有料記事656(2022年6月4日)神様は私たちの想像する以上に私たちを愛して、共にして下さっている。あなたたちはその愛を強く感じて、その愛の素晴らしさを人々に述べ伝える大使徒となりなさい。

しかし、この世の多くの人たちは、この神様の愛に気づかずに生活しています。

現在、RAPTブログの有料記事はたくさんの人に読まれています。

しかし、それでも未だに多くの日本人が、神様のことを信じようとせず、神様の御言葉に従わない生活を送っています。

その結果、神様は私たち日本人を裁くことを決定なさいました。

○RAPT有料記事705(2022年12月12日)これまで主は、日本人に対して救いの手を差し伸べてきたが、多くの日本人がその救いの手を足蹴にしてきた。だから主は、日本人に対して厳しい裁きを下すと宣布された。

この御言葉が最初に宣布されたのは昨年の9月24日ですが、まさにその後、岸田政権による増税や物価の高騰、そして治安の悪化と、私たちの生活はたちまち苦しく、殺伐としたものになりました。

十二弟子のKAWATAさんも、そんな人々の苦しみを証に書いてくださっています。

○神様に縋りつかない世の人々は、どんどん不幸になっている 神様に縋りついて祈り求めてこそ、心に抱えた苦しみ悩みから完全に解放される(十二弟子・KAWATAさんの証)

さて、私は聖書を繰り返し通読していますが、最近読んだ『エレミヤ書』の中に以下のような記述がありました。

『誰に向かって語り、警告すれば聞き入れるのだろうか。

見よ、彼らの耳は無割礼で耳を傾けることができない。

見よ、主の言葉が彼らに臨んでもそれを侮り、受け入れようとしない。』

(エレミヤ書 第6章 第10節)

主はこう言われる。

「さまざまな道に立って、眺めよ。昔からの道に問いかけてみよどれが、幸福に至る道か、と。その道を歩み、魂に安らぎを得よ。」しかし、彼らは言った。

「そこを歩むことをしない」と。

わたしは、「あなたたちのために見張りを立て耳を澄まして角笛の響きを待て」と言った。

しかし、彼らは言った。「耳を澄まして待つことはしない」と。

「それゆえ、国々よ、聞け。わたしが彼らにしようとすることを知れ。この地よ、聞け。見よ、わたしはこの民に災いをもたらす。それは彼らのたくらみが結んだ実である。彼らがわたしの言葉に耳を傾けずわたしの教えを拒んだからだ。

(エレミヤ書 第6章 第16節〜第19節)

今の日本人は、エレミヤ書に書かれている内容と同じ道を辿っていると、私は感じています。

神様の御言葉に従わなかったエルサレムはどうなったかというと、バビロンの王ネブカドレツァルに攻め込まれて、城壁は破壊され、王宮と民家は全て焼き払われました。

ユダの王だったゼデキヤは逃亡をはかりましたが捕えられ、ネブカドレツァルの目の前に連れて来られました。

ネブカドレツァルは、ゼデキヤの目の前で王子たちとユダの貴族たちを全て殺し、ゼデキヤの両眼をつぶして青銅の足枷をはめ、エルサレムの民たちとともに捕囚としてバビロンに連れて行きました。いわゆる『バビロン捕囚』です。

○バビロン捕囚-Wikipedia

バビロン捕囚

神様が下す裁きというのは、このように恐ろしいものですが、逆に言うと、神様はそれだけ深く私たち人間を愛してくださっているのです。

裁きを与えることにより、人の力ではどうにも解決しようがない状態にして、人々が神様の御力を頼り、神様に縋りついて生きるように導こうとしておられます。

どうか、このような恐ろしい裁きを受けることがないよう、一人でも多くの方が神様の御言葉に立ち返り、神様に縋りついて、悩みや苦しみから解放された、心安らかな人生を歩んでほしいと願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

皆様に神様の祝福がございますように。

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