
イーロン・マスクの個人資産が、今年1月から4月末までの間に全体の25%にあたる1130億ドル、日本円で約16兆700億円も減少したことが分かりました。
マスク氏、代償は資産1130億ドルの消失-トランプ政権での波乱の日々 https://t.co/RvgyejmGD5
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) April 30, 2025
イーロン・マスクの資産の多くはテスラの株式で占められており、同社の時価総額が下がれば、その分、資産も一気に目減りするという、リスクの高い構造になっています。
テスラの株価は、トランプ大統領の当選を受けて一時的に急騰しましたが、イーロン・マスクがDOGEのトップに就任した直後、政府職員の大量リストラに踏み切り、さらには極右的な言動を繰り返したことで、世間の反発が高まり、市場の期待も次第に冷めていきました。
また、イーロン・マスクへの批判が、テスラ車の不買運動へと発展し、欧米で同社の売り上げが激減しています。
◯【テスラ】純利益71%減、イーロン・マスクの政治的言動への反発 欧米を中心に不買運動
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この状況について、ブルッキングス研究所のエレイン・カマルク所長は、「この100日間はまさに破壊の連続だった。DOGEは脂肪ではなく筋肉を削っている。マスク氏はトランプ氏の決定の責任を多く負わされており、人々は次第にトランプ氏よりもマスク氏を憎むようになっている」と指摘しています。
こうした中、イーロン・マスクへの反発はテスラだけでなく、SNS「X」にも波及しており、EU圏のXユーザーは今年3月までの半年間でおよそ1000万人減少したと報じられています。
X利用者離れ加速 EUで1千万人減、「政治利用」とマスク氏批判も https://t.co/u1oR8vpT1N
起業家イーロン・マスク氏が所有するX(旧ツイッター)の欧州連合(EU)域内での利用者数が、今年3月までの半年間で約1千万人減ったことがわかった。
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) May 1, 2025
EUの報告書によると、EU圏内におけるXの月間ユーザー数は、昨年10月から今年3月の間に約9500万人となり、前年の同じ期間(約1億500万人)と比べて、約9.5%減少したとのことです。
これまでイーロン・マスクは、Xでは「言論の自由」を守ると繰り返し強調してきましたが、そのウラで自身への批判など都合の悪い情報を抑え込んでいたことが明らかになり、「Xを政治目的で利用している」との批判も高まっています。
◯【言論弾圧】イーロン・マスクを批判した複数のXアカウントで、閲覧数が大幅に減少していることが判明 米インフルエンサーらが甚大な被害を訴える
こうした状況を受け、多くのXユーザーが他の新興SNSへと流れ始めており、「Bluesky(ブルースカイ)」のユーザー数はわずか4カ月ほどで2倍以上に増え、今年3月時点でおよそ3300万人に達しました。
◯米SNSのBluesky、利用者4カ月で2倍 Xから乗り換え
イーロン・マスクは現在も長者番付の首位となっていますが、資産はじわじわと減少、世間からの信頼や支持といった目に見えない財産までも失いつつあります。
権力を濫用する者たちが一掃され、真に誠実な人が繁栄する社会となりますことを心から祈ります。
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