【イギリス最高裁】法律的な女性は生物的な女性のみ、トランスジェンダーは含まないと初の判断

【イギリス最高裁】法律的な女性は生物的な女性のみ、トランスジェンダーは含まないと初の判断

イギリスの最高裁判所は16日、法律上の「女性」の定義を生物学的な女性に限るとし、トランスジェンダーは含まないとの判断を初めて示しました。

これは、スコットランドで導入された「女性の社会進出を促す法律」を巡り、女性団体が起こした訴訟に対する判決です。

スコットランドの自治政府は2018年、公的機関の役職に占める女性の割合を増やす法律を定め、その中でトランスジェンダーについても、一定の条件を満たせば「女性」として扱う方針を示していました。

しかし、女性の人権団体は、女性専用の病棟や学校などへのトランスジェンダーの立ち入りを認めれば、女性の権利が侵害されるとして提訴していました。

2022年12月の下級審判決と2023年11月の控訴審では、人権団体の訴えは退けられましたが、最高裁では一転して、法律上の「女性」は生物学的な性別に基づくものであり、「トランスジェンダーは法的に女性とは定義されない」との判断が下されました。

また、最高裁は「法律上の『女性』は生まれたときの性別で決まる」としながらも、イギリスの「平等法」によってトランスジェンダーも差別から保護されていると強調、権利のバランスに配慮した判断を示しました。

有害な価値観がこの世から排除され、誰もが安心して暮らせる健全な社会となりますことを心から祈ります。

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