政府は先月29日、感染症法上の位置付けをしていなかった「普通の風邪」を、5類感染症に変更すると発表しました。
「普通の風邪」が5類感染症に位置付けられることで、季節性インフルエンザや新型コロナなどと同様、届出・流行状況の監視や発表の対象になるほか、ワクチン開発も可能となります。
感染症法上の位置付けは、大臣の意向によって変更でき、閣議決定も不要となっているため、「普通の風邪」の5類への格上げについては国会で一度も言及されたことがなく、国会議員さえも把握していない可能性があるとのことです。
この決定は、来春から適用される予定ですが、主要メディアは詳細について報道しておらず、紹介する場合も「風邪」ではなく「急性呼吸器感染症(ARI)」という馴染みのない用語を使用しているため、国民に伝わりづらい状況となっています。
また、8月中旬までに行われたパブリックコメントでは、3万件超もの意見が寄せられ、「ARIは非常に幅広い病原体・症状を含んでおり、その全てが法による監視が必要な疾患であるとは思えない」「サーベイランス(調査監視)にかかる費用や、医療機関の負担が増えることから反対」といった反対意見が多くを占めていたと見られています。
この政府の方針に対し、「反対パブコメ無視、国会も経ず大臣の鶴の一声で決定。文字通り簡単に風邪もひけない国になってしまいました」「製薬業界のロビー活動が背景にあったのだろうか?」「国民を無視し、 製薬会社や既得権益者が儲かり、利権が維持される事しか考えていない」といった厳しい批判の声がネット上では殺到しています。
国民の声を顧みない政治家たちが一掃され、民意を反映した健全な政治が行われますことを心から祈ります。
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