電動マイクロモビリティ大手の米・Lime(ライム)が19日、都内で電動キックボードなどのシェアリングサービスを開始しました。
第1弾は東京都渋谷区、新宿区、目黒区、世田谷区、豊島区、中野区の6エリアに40以上のポート(駐輪場)を設置し、電動キックボードと座って乗るタイプの電動シートボード計200台を投入、順次拡大を図るとしています。
電動キックボードの製造やシェアリングサービス事業には、主に中国系企業が関わっていることが分かっていますが、ライムもまた「ブラッド・バオ」という中国人によって設立されました。
ブラッド・バオは、中国のコングロマリット「復星国際」のベンチャー・キャピタル(VC)部門で責任者として勤務していた経歴があります。
◯Lime、中国製電動スクーターを全世界で回収–高速カーブで壊れる恐れ
現在、電動キックボードは、事故の多発により各国で規制が強化されており、ライムも今月13日にオーストラリア・メルボルン市でのシェアリング事業の撤退を命じられたばかりです。
◯【豪メルボルン市】電動キックボードのレンタルを禁止に 事故多発と市民からの苦情殺到により
◯【フランス・パリ】事故多発のため『電動キックボード』のレンタルサービス廃止 住民投票で決定
◯【イタリア政府】道交法を改正、『電動キックボード』の規制強化に乗り出す ナンバープレート取得、ヘルメット着用、任意保険への加入を義務化
そのため、ライムの日本参入について、「海外でキックボードが規制され始め新たな売り先で日本にきただけ 大事なのは海外で規制されるくらい危ないと言うこと」「とにかく迷惑な乗り物・・・海外で規制されて売るところ無くなったら全部日本に押しつけて来るのも辞めろ!」「欧州では危なくて禁止になってるのに日本には続々。 どの『先生』が糸を引いてるやら」といった批判の声が殺到しています。
電動キックボードの危険性がさらに広く認知され、国民が安全に暮らせる社会となりますことを心から祈ります。
◯【大阪地裁】2人乗りの『電動キックボード』衝突事故、運転者と同乗者にそれぞれ1100万円の賠償命令
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