建築家の米澤隆(よねざわ たかし)が、大阪万博のデザイナーズトイレに、1箇所につき2億円もの建築費用がかかることについて、「実験的な試みに金額を投じているという認識」と述べ、物議を醸しています。
万博会場には40ヶ所のトイレが設置される予定で、このうち8か所は、若手建築家が設計するデザイナーズトイレとなっています。
中でも、米澤隆が手掛けるトイレは、便器の数が60個と会場内で最大規模となっており、建築費用は解体費込みで2億円に上ります。
そのため、ネット上では「高すぎる」といった声が以前から上がっていましたが、一方の米澤隆は「『万博2億円トイレ』『デザイナーズトイレ』とパワーワードが一人歩きしている印象がある」とし、「ともすると2億円もかけてゴージャスでリッチなトイレを作るという認識があるのでは。でも実際は、未来の社会にメッセージを発したり、新たな建築のあり方にチャレンジするという実験的な試みに金額を投じているという認識」と話しました。
また、「社会の変化にあわせて生き物のように生まれ変わる建築」を目指したとも述べ、「このトイレは万博閉会後は分割し、別の場所に移転して使い続けることができます」と説明しました。
しかし、ネットユーザーからの声は依然として厳しく、「美しくもなく清潔感も感じられません。トイレを遊び場感覚にする必要性も感じません」「使い勝手も悪く、自分もだが子供や訪日外国人はどれが男性用?女性用?って必ず迷うと思うが」といった批判が続々と投稿されています。
また、今年3月には、来場者用トイレの建設現場で、地下から漏れたメタンガスが引火して爆発事故が発生しましたが、現在も安全性が確保できていないため、会場の工事自体を中止すべきといった意見も高まっています。
以下は、13日に公開された大阪万博のコンセプトムービーですが、爆発事故による血飛沫を彷彿させる不吉な内容となっています。
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いのち、ワクワク。
コンセプトムービー公開!
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未来へのワクワクへと広がっていく✨2025大阪・関西万博 開幕まであと1年!
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国民の意見が聞き入れられる、真っ当な行政が行われますことを心から祈ります。
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