宝塚歌劇団は、宙組の「有愛きい」(25)が昨年9月に自殺した問題について、「自殺に繋がるようないじめやパワハラは確認できなかった」としていましたが、その主張を一転させ「上級生らによるパワハラがあった」と認めました。
宝塚歌劇団側は、昨年11月に公表した調査報告書の中で、長時間労働によって強い心理的負荷があったと認めていました。
しかし、いじめやハラスメントは「確認できなかった」とした上、村上浩爾(こうじ)理事長が「(いじめがあったと言うなら)証拠を見せていただきたい」などと会見の場で発言したため、猛批判を浴びる事態となっていました。
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過去の記事でも述べましたが、「有愛きい」は生前、上級生からヘアアイロンで火傷を負わされ、その被害を母親にLINEメッセージで訴えていたことが分かっています。
にもかかわらず、歌劇団側が頑なに認めようとしなかったため、遺族側はパワハラといじめの証拠として「火傷の痕が残った額の写真」と「母親に被害を訴えた有愛きいのLINEメッセージ」などを歌劇団の親会社である阪急阪神ホールディングスに送付しました。
その後、歌劇団側は遺族側と複数回面談した上で、事実関係の再検討を行い、ようやくいじめやパワハラがあったことを認めたとのことです。
阪急阪神ホールディングスは、同社の首脳陣とパワハラに関与した上級生らとともに、遺族側に謝罪する方針を示しています。
しかし、ネット上では歌劇団側に対し、依然として厳しい批判が殺到しており、パワハラに関与した劇団員らを厳重に処罰すべきとの意見が続々と投稿されています。
・加害者として名前が出ていた団員らの処遇については、社会一般的に考えれば”(自主)退団”ではなく、”懲戒解雇”相当です。
・幹部が会見で「証拠を出せ」「ヘアアイロンの火傷はよくあること」と平然と言ってのけた態度に、ゾッとした記憶があります。 人の命をなんだと思っているのか。
・加害者上級生は犯罪者と同様の処罰が下り、二度と表舞台だけではなく劇団に関わるすべてにおいて退き自分らがしたことを一生償ってもらいたい。
・本当に宝塚は謝罪する迄にどれだけ時を有するのでしょうか?
卑劣な犯罪行為を隠蔽しようとした宝塚歌劇団と、事件に関与した悪人たちが全て厳正に裁かれますことを心から祈ります。
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