政府は、音楽や伝統芸能などにたずさわる若手クリエーターを支援するため、基金の創設と合わせて今年度予算案に60億円を盛り込むことを明らかにしました。
若手クリエーターに対し、作品の企画段階から海外での公演や展示まで、3年程度にわたって支援を行う方針で、具体的には、国際コンクールの受賞者など、将来的に活躍が期待される若手の演奏家や作曲家らを起用して海外公演を行うプロジェクトを支援したり、専門家がマンガやアニメなどの若手作家に助言する機会をつくり、海外での出品や展示を支援するといったケースを想定しているとのことです。
また、博物館や美術館などといった施設を若手クリエーターの育成の拠点として活用するほか、作品をデジタル化して世界に発信する事業の支援も予定しているとしています。
この政府の方針について、クリエーターとして活動している人たちからは、「だったらインボイスやめてくれたほうが100倍助かるんですけど…」「なんだこの意味不明な支援策は。 人の話きいとんのか」「当人の若い人達にホントに金が届くビジュアルが浮かばない」といった批判の声が殺到しています。
かつて政府は、アニメや和食など「日本文化」の海外展開を支援するためとし、官民ファンド「クールジャパン機構」を発足、政府は1156億円を出資し、「電通グループ」や「パソナグループ」「フジ・メディア・ホールディングス」など民間24社が107億円を出資しました。
しかし、クールジャパン機構は、吉本興業をはじめとしたエンタメ企業に莫大な税金をばら撒いた挙句、無謀な海外展開を繰り返したため、最終的には2022年末時点で356億円もの累積赤字を計上しています。
○巨額赤字のクールジャパン機構 首相「経営改善求めること必要」
こうした背景から、新たに創設される基金も、クールジャパン機構と同様、ごく一部の参加企業だけが得をする仕組みになっているのでは、と懸念する声も続々と上がっています。
見せかけの支援策ばかりを打ち出し、税金を浪費しつづける政治家たちが全て厳正に裁かれますことを心から祈ります。
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