伊藤園が、「お~いお茶 カテキン緑茶」のテレビCMに、AI技術によって生成されたタレントを起用し、話題を呼んでいます。
このタレントは「AI model株式会社」によって生成された架空の人物で、同社は、「AIモデルを活用し、モデル撮影の創造性や表現の豊かさを広げて、そこから得られる新しい価値などを提供していくことで、広告やファッションなど様々な業界の発展に貢献していきたい」としています。
同社によると、AIタレントが日本のテレビCMに起用されるのは、今回が初めてとのことです。
AIタレントのCM出演について、「違和感全くない」「そのうち声優やナレーターまでAI化しそう」「区別つきませんね」と好評を博しており、「リスク0、スキャンダル0、体調管理100% 最高な気がします」「AI起用できるならタレントさんたちがCMから段々といなくなりそう」「AIは麻薬やらないし不倫しないから上場企業は安心」といったコメントも数多く寄せられています。
《AIタレントCM》
伊藤園が「おーいお茶」CMに生成したAIタレントを起用・AIタレントが登場するテレビCMは日本初
・パッケージデザインにも生成AIが関与
・9月4日から販売開始広告業界でAIによる価値が生まれてきている
続く>> pic.twitter.com/pS2iwVSsSq
— 木内翔大@SHIFT AI代表「日本をAI先進国に」 (@shota7180) October 14, 2023
近年、AI技術が活用される機会が増えていますが、芸術や芸能の分野を担う人たちからは、「AIによって職を失う可能性が大きい」と懸念する声が上がっています。
○俳優や音楽家が訴えるAIの恐怖 「他の人が自分を完コピして…」
音楽業界では、AIに関する議論が活発化しており、今年3月に「日本音楽著作権協会(JASRAC)」がAI生成楽曲と著作権についてのシンポジウムをオンラインで開催しました。
音楽プロデューサーの「今井了介」さんは、人間とAIの差が縮まってくることは間違いない、とした上で「自分を完全にコピーしたAIを他の方が使って自分と同じ曲を書けるようになる。学習速度によっては(コピーした)AIに先を越されることもある」と不安を語っています。
しかし、AIは過去のデータを集約しているだけに過ぎないため、今後、AIへの依存が高まるほど、新しいものを生み出す人間の想像力が重要視され、かつ価値が高まっていくとも言われています。
AIが作り出したものに勝る、真に優れた芸術作品が次々と生み出され、この世に満ち溢れますことを心から祈ります。
○アメリカの映画やテレビの脚本家がストライキ AIに脚本を書かせないように求めるもスタジオ側は拒否、交渉決裂の状態が続く
○【第13回】ミナのラジオ – 一流大学・一流企業に入るメリットはもう何もない これからの時代を成功して生きるための最高にして唯一の方法 – ゲスト・RAPTさん
コメントを書く