日本政府は14日、15日の2日間で、マダガスカル、東ティモール、ブルンジ、パレスチナの4カ国に対し、食糧支援や人道支援のためとし、それぞれ14億4300万円、8億3600万円、5億100万円、1億4500万円の無償資金協力を実施すると表明しました。

マダガスカルでは、医療資機材の不足や老朽化により、精密検査を十分に行うことができず、地方の患者は、首都圏の病院を受診するため長時間かけて陸路移動しなければならない状況にあるそうです。

日本政府は、この問題を解決するため、無償資金協力を通じて、マダガスカルの4地方都市の7つの中核病院で、医療機材を整備し、診断・治療体制の強化および医療へのアクセス改善を図りたいとしています。

同国では、サイクロン、洪水、干ばつなどの自然災害の影響で、深刻な食糧不足に陥っているため、日本政府は、食糧支援も実施することにしています。

○マダガスカル共和国に対する無償資金協力2件（「地域中核病院医療機材整備計画」及び「食糧援助」）に関する書簡の交換

また、日本政府は、8億3600億円の無償資金協力を通じて、東ティモールの国営放送局で使用する講堂、放送スタジオ等を備えた放送施設の建設を支援すると共に、職員の能力強化支援を行う方針を示しています。

○東ティモール民主共和国に対する無償資金協力「民主的ガバナンス支援のための国営放送施設整備計画（UNDP連携）」に関する書簡の署名・交換

さらに日本政府は、ブルンジに対しても5億100万円の無償資金協力を表明しており、洪水や地滑りなどの自然災害による深刻な食糧不足を改善し、併せて、同国最大の国際港・ブジュンブラ港の施設改修・拡張を支援する方針を示しています。

○ブルンジ共和国に対する無償資金協力2件（「食糧援助」及び「ブジュンブラ港改修計画」）に関する書簡の署名・交換

さらに日本政府は、パレスチナのジェニン難民キャンプに対する支援として、100万ドル（約1億4500万円）の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。

○パレスチナのジェニン難民キャンプにおける人道支援のための緊急無償資金協力

このように日本政府は、毎日のように莫大な額の無償資金協力を表明していますが、その一方で、国内では財源不足を理由に、大雨で被災した地域への復興支援や、子育て支援、減税など、国民の求める政策を一向に実施しようとしません。

困窮する国民を放置し、外国へのバラマキを最優先する岸田総理と、彼に加担する政治家たちが、全て厳正に裁かれますことを心から祈ります。

○海外に多額のバラマキを繰り返す岸田総理、大雨被害を受けた秋田県には知事と20分間のオンライン会議の末、意見交換のみで具体的な支援を表明せず

○【日常と化したバラマキ】岸田内閣、フィリピンに11億円、パラオに3億7000万円の無償資金協力を表明　パラオには計24億4700万円

○【またもバラマキ】岸田内閣、セネガルに2億5000万円、タジキスタンに2億7600万円の無償資金協力を表明

○【バラマキは延々と】岸田内閣、スリランカに2億8400万円、モルディブに1億2200万円、キルギスに3億2400万円の無償資金協力を表明