マイナンバーカードと健康保険証を一体化させた「マイナ保険証」をめぐり、兵庫県でも別人の情報がカードに紐付けされるトラブルが発生し、物議を醸しています。
地方職員共済組合同県支部は19日、県職員の家族1人の健康保険証情報が、別人のマイナ保険証に誤って紐付けされ、受診歴などの個人情報が閲覧できる状態になっていたと発表しました。
同支部によると、2022年10月、県職員とその家族約5900人分の医療保険の加入者登録を実施したそうですが、登録作業に必要なマイナンバーを「地方公共団体情報システム機構」に照会して取得する際、誤って同姓同名の別人の個人番号を抽出し、紐付けてしまったとのことです。
誤って紐付けされた人が、マイナンバーの個人向けサイト「マイナポータル」を確認した際、他人の情報が表示されているのに気付いたそうで、同支部幹部は19日の記者会見で「深くおわびする。再発防止に全力で取り組む」と陳謝しました。
マイナ保険証をめぐっては、厚生労働省が12日、誤ったひも付けが2021年10月から22年11月の間に7312件確認され、このうち5件で個人情報が閲覧されていたと発表していました。
今後、政府はマイナンバーカードに健康保険証のみならず、銀行口座や免許証まで紐付けようと計画していますが、今回の件を受けて、ネット上では今以上に大きなトラブルが発生するのではないかと懸念する声が殺到しています。
○マイナ保険証、別人の情報が紐付けられるミス約7300件に上る 赤の他人に診療情報がダダ漏れ
マイナンバーシステムの脆弱性を黙殺し、普及を強行しつづける悪徳政治家たちが厳正に裁かれ、国民の安全が守られますことを心から祈ります。
○マイナ保険証で本人確認できないトラブルが相次ぐ 有効なのに「無効」と表示、他人の保険番号や氏名が登録されているなど「病院の受診時などには現行の健康保険証も持参してほしい」と保険医協会が呼びかけ
○河野太郎デジタル相、マイナカード利用のコンビニ証明書交付サービスの運用停止と再点検を要請 別人の証明書類が誤発行された問題を受け
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