【中国、国家デフォルトの危機】『中国恒大集団』37兆円の負債、債務再編計画公表再び遅延 既にデフォルトしたとの情報も出回る

【中国、国家デフォルトの危機】『中国恒大集団』37兆円の負債、債務再編計画公表再び遅延   既にデフォルトしたとの情報も出回る

中国不動産大手「恒大集団」が、昨年末までとしていた外貨建て債務の再編計画の公表を延期し、現在、約1兆9700億元(約37兆円)もの負債を抱えています。

中国恒大は以前にも2022年7月末までとしていた債務の再編計画を出せなかった経緯があり、延期がつづいています。

こうした状況の中、恒大のEV子会社も3800億円もの累積赤字を抱え、大リストラを断行しています。

○【中国・恒大集団】電気自動車(EV)事業に参入するも、生産工場が空の状態になっていることが判明 資金繰り悪化で生産困難か

今月1日、恒大の「許家印」主席は、社員向けの新年のあいさつで、昨年に再開した住宅建設の実績などを強調、「あらゆる負債を返済し、新しい章を切り開く」と述べていました。

その一方で、恒大は香港で清算訴訟に直面している上、政治評論家の板垣英憲によると、既にデフォルト(債務不履行)したとの噂が業界内で広まっているそうです。

恒大集団は一昨年にドル建て債8249万ドル分の利払いができなくなり、部分的にデフォルトしていますが、利払いだけでなく、元本まで返済不可能となれば、中国そのものがデフォルトしたも同然の状態となり、全世界を敵に回すことになると指摘されています。

○中国恒大集団がデフォルトした原因は?経営難を引き起こす要因となった政策を徹底解説

恒大集団は、先行投資のために銀行や投資家から多額の資金を集めて運営を続けていたため、元々、手元の現金(フリー・キャッシュフロー)が少なく、負債だけが山のように膨らみ、最終的にデフォルトしてしまいました。

しかも、不動産から事業を拡大し、莫大な負債を抱えながら事業投資をつづけたため、他の分野でも取り返せないほど負債が堆く積み上がってしまいました。

さらに、中国政府が追い打ちをかけるように締め付け政策を実施したことによって、恒大集団は融資を受けられなくなり、さらなる現金不足に陥ったため、負債を返済できなくなっているわけです。

この勢いで中国を肥え太らせた全ての悪人たちが厳正に裁かれ、中国共産党ともども一刻も早く滅び去りますことを心から祈ります。

○【財政危機に直面する中国】2022年上半期の財政赤字約137.7兆円で過去最高を記録 31の省区市すべて赤字 半導体産業への巨額投資も頓挫

○中国恒大の創業者、香港の自宅を「竹中平蔵」が社外取締役を務める「オリックス」の抵当に入れる

○【神様の裁き】中国「恒大集団」の株価急落により、李嘉誠ら香港の不動産王4人の資産価値が1日で約7300億円吹き飛ぶ

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