スリランカが5日、破綻を宣言しましたが、ラオスもスリランカの二の舞になりかねないとして社会問題となっています。
○【スリランカ】中国に借金漬けにされて破産、「一帯一路」に参加して債務の罠にハマる 中国は高利息でボロ儲け
ラオスは中国の「一帯一路」に参加しており、鉄道や高速道路、コンドミニアム、商業施設、ダム開発など、至る所にチャイナマネーが浸透しています。
2021年、中国とラオスを結ぶ鉄道が開通しましたが、ラオス国内の区間、およそ420キロの総事業費59億ドルのうち、7割を中国が、残りの3割をラオスが負担しており、ラオスはその大半を中国の政府系金融機関からの借り入れで賄っています。
○中国とラオス結ぶ鉄道開通 中国の巨大経済圏構想「一帯一路」
鉄道だけでなく、水力発電所の建設などでも多額の対中債務を抱えているため、今後、返済が滞れば、スリランカのように債務の罠にハマり、インフラ権益をすべて中国に掌握されてしまいます。
○「一帯一路」最前線を行く――中国・ラオス鉄道がもたらす物流革命と「債務の罠」
また、ラオスでも、エネルギー価格の高騰によってガソリンが極端に不足し、給油所に長蛇の列ができる事態となっています。
また、中国による不動産や農業、鉱山開発などへの投資が相次いで行われ、2020年における中国からの直接投資の金額は、82億ドル(日本円でおよそ9300億円)で、海外からの投資の7割以上を占めています。
さらに、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを流れるメコン川の上流域では、治水や発電のためにダムの建設が相次いでおり、下流への水の流れを制限しているため、タイやベトナムでは毎年のように水不足となり、2019年には深刻な干ばつが発生しました。
メコン川は6,000万人の流域住民の生活を支える重要な河川ですが、魚の量も激減し、漁師の生活も危ぶまれてます。
このように、中国共産党は、貧しい国々の経済をさらに破壊し、侵略を推し進めているわけです。
彼らの計画が一つ残らず頓挫するよう、平和を願う全ての人が心一つにして中国共産党の滅びを祈らなければなりません。
○「一帯一路」こそ環境破壊の元凶 森林伐採、大気汚染、石炭汚染の増加、魚類保有量の枯渇、外来種との交配による在来種の絶滅を招く
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