中国共産党の機関メディア新華社通信と人民日報は14日、国務院第5回廉政(クリーンな政治)作業会議での李克強の経済政策について、8000字以上の長い記事を掲載し、注目を集めました。
李克強は党内の序列第2位ですが、習近平と対立していると言われています。
○【中国共産党の権力闘争】反習近平派による逆襲が激化 習近平派幹部が次々と落選、突然死する幹部も
8000字余りの演説テーマは「クリーンな政治」でしたが、その内容のほとんどが経済に関するもので、雇用危機を明確に強調、経済問題の深刻さを指摘し、習近平の経済政策を暗に批判していると見られています。
実際、その演説内容が李克強のこれまでの表現とは相反しているため、明らかに習近平と何らかの論争があったに違いないと疑われています。
米紙エポックタイムズの時事評論家の鐘原によると、李克強の発言が今回のように大きなスペースを使用して報道されることはめったにないそうです。
また、5月に入ってから海外では、習近平がいずれクーデターに遭い、党大会後に李克強に権力を明け渡すだろうとの噂が相次いで報じられています。
このようにして反習派は、習近平がいずれ権力を喪失し、李克強が率いる派閥(団派)が台頭するという噂を絶えず流し、世論戦を通じて習近平を攻撃しているわけです。
○【世界の十字路】激化する派閥争い 実しやかに囁かれる 習近平「禅譲」の噂。クーデターの対決は避けられないが 権力の禅譲はない
しかし、習近平も当然、権力を手放すつもりはなく、反撃の準備をしているとのことで、党内の内部争いが今後さらに激化していく可能性が高いと見られています。
醜い権力闘争ばかりを繰り返し、世界中に数々の被害を撒き散らしてきた中国共産党が、一刻も早く滅び去りますことを心から祈るばかりです。
○上海市でのロックダウン政策は、習近平に敵対する江沢民派への粛正運動だった!!
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