2021年2月にミャンマーで、国軍によるクーデターが起こり、実質的な指導者であったアウンサンスーチーは拘束され、再び軍事政権が樹立されました。
国軍がクーデターを起こしたのは、総選挙で不正があったためだとしていますが、実はこのクーデターを起こした黒幕も、中国共産党であることが明らかになっています。
中国はミャンマーを地政学的に「一帯一路」の重要拠点と位置づけており、以前から乗っ取りを進め、ミャンマーの企業を次々と買収し、大量の中国人を流入させてきました。
ミャンマーは、雲南省に隣接し、鉄道も道路もつながって、「一帯一路」で戦略的に連携している地域。中国にとってはインド洋へ出る最短ルートでもある。
だから、軍事政権が何をやらかしても、中国が面倒を見てくれる…という「安心感」が「血の鎮圧」をさせやすくしているのは間違いないだろう。 https://t.co/UlmtdhXcKO
— 黒色中国 (@bci_) February 20, 2021
その結果、ミャンマーの古都マンダレーは人口120万人の半数以上が中国系となり、地元の人々は「中国人にめちゃくちゃにされた」「私たちの愛するマンダレーは死んだ」と嘆いています。
クーデター中も、ミャンマーでは中国に反発する大規模な抗議デモが相次ぎました。
また、ミャンマーが1948年に独立して以来、中国はミャンマーの軍事政権に経済援助を続けてきました。
ミャンマーの軍事政権が、強く国政に影響を与えることができたのは、中国の支えがあったからだと言われています。
このように、ミャンマーの軍事政権は中国共産党によって擁立されたと言ってもよいわけですが、今回のクーデターにおいても、中国とロシアはミャンマーに武器を提供しつづけ、その結果、1,500人以上のミャンマーの人々が虐殺されました。
軍政下のミャンマーでは言論の自由がなく、軍政に反対すれば直ちに弾圧、投獄、虐殺されたとのことです。
2011年になって、ようやく民政移管が実現し、「暗黒の時代」から抜け出すことができましたが、中国共産党としては、軍事政権の方がより迅速に自らの要求を通過させることが可能であるとの理由から、再びクーデターを起こして軍事政権を樹立し、ミャンマーの民主主義を再び崩壊させてしまいました。
現在も、民主派勢力による国軍への抵抗が続いており、ミャンマー北西部のザガイン管区では、国軍が100以上の村を相次いで焼き打ちにし、5,000軒以上の家に被害が出ているとのことです。
○ミャンマーの抗議行動、なぜ暴力化しているのか クーデターから1年
彼らは犠牲者の墓までも破壊しており、まるでカンボジアのポル・ポト政権を彷彿とさせます。
○200万人の命を奪ったポル・ポト率いるクメール・ルージュのカンボジア大虐殺も、中国共産党(毛沢東)の指示によるものだった
このように中国共産党は、世界各国で親中政権を樹立するために、何十年とかけて破壊工作を計画し、実行してきたわけです。
○ギリシャを侵略する中国共産党 経済危機に乗じて主要な港や空港を次々と買収
○【オーストラリア】中国共産党によるスパイ工作が進み、反中国政策に舵を切る
しかし、日本政府の中枢においても、既に中国共産党による乗っ取りが進んでおり、私たち日本人にとってもこの出来事は決して対岸の火事とは言えません。
中国共産党と彼らに与する全ての悪なる者たちに厳正な裁きが下り、これ以上、中国共産党による侵略が進むことがないよう、皆で心一つにして強力にお祈りしなければなりません。
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