
中国は、BSE(狂牛病)の発生を受け、2001年から20年以上にわたって日本産牛肉の輸入を停止してきましたが、今回、再開に向けた協定が日中間で発効されました。
今月11日には、自民党の森山裕幹事長が中国共産党の何立峰副首相と会談し、日本産牛肉の対中輸出再開に向けた協議などが行われました。
森山裕幹事長は会談後、「長年の懸案であった牛肉の輸出問題について、一つの前進を見ることができました。24年ぶりに中国への牛肉の輸出が始まることにつながっていく」と述べ、中国が輸出再開に向けた関連協定の発効手続きを完了したことを明らかにしました。
この日、岩屋外務大臣も記者会見を開き、中国が福島や東京など10都県に対して続けている食品の輸入規制について、速やかに撤廃するよう、引き続き中国側に強く求めていく姿勢を強調しました。
これまで中国は、さまざまな理由を挙げて日本産食品の輸入を規制してきましたが、その一方で、中国人たちが和牛をはじめ日本の良質な食材を求めて密輸を常態化させている実態も明らかになっています。
昨年、香港の税関当局は、冷凍和牛約10.1トンを密輸しようとした事件を摘発し、市場価格でおよそ2100万ドル(約30億円相当)に上る牛肉を押収しました。
さらに今年5月には、和牛の冷凍牛肉約30トン(2億数千万円相当)をカンボジア向けと偽って香港に輸出しようとしたとして、中国籍の男3人が逮捕されました。
中国では日本式の焼肉ブームに伴い、密輸された和牛を扱う店が登場したほか、ネット上でも密輸品とみられる和牛が出回っており、こうした実態を踏まえると、今回の輸入解禁は、形式的な措置に過ぎないとも言えます。
◯国産牛肉をカンボジア経由の裏ルートで中国へ不正輸出 4年前に“和牛”受精卵流出で逮捕の男 和牛を中国で安く取引
また、岩屋大臣をはじめとする日本の親中派政治家たちは、中国に対し輸入再開ばかりを求める一方で、中国人による水産物の密漁といった悪質な行為には、ほとんど言及しようとしません。
◯中国漁船、三陸沖で依然として“密漁”を続ける 福島の原発処理水放出後も活発に操業していることが判明
◯大量の中国密漁船が沖縄や小笠原諸島でサンゴを根こそぎ強奪し、生態系が崩壊 漁船の指揮者は中国共産党だったことが発覚
売国政治家たちが一掃され、日本の発展につながる健全な政治が行われますことを心から祈ります。
◯米メディア「中国が日本産食品を全面禁輸してもGDPへの影響は僅か」と報じる 日本経済の中国依存はウソだった!!
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