外国人観光客の増加に伴い、大阪などで「スーツケースの置き捨て」が深刻な問題となっています。

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— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) June 12, 2025

大阪を訪れる外国人観光客は、万博の開催に伴って急増しており、今年4月は前年同月比で2割増の154万7000人に達し、過去最多を記録しました。

国別では、中国からの訪問者が最も多く約41万人、次いで韓国からが約22万人で、いずれも東京都を上回る人数となっています。

◯【大阪府】2025年4月の外国人観光客154万7000人、過去最多 1位は中国人41万人、2位韓国人22万1000人 いずれも東京を上回る

こうした中、訪日外国人によるスーツケースの置き捨てが問題となっており、宿泊業の関係者は「街角にスーツケースを捨てたり、宿泊施設に置き去りにする観光客が相次ぎ、事業者にとって大きな負担になっている」と明かしています。

日本国内で新しいスーツケースを購入し、母国から持ち込んだ古いスーツケースを宿泊先などに置き捨てするケースが多いとみられ、放置された側が有料の大型ごみとして処理を迫られる事態となっています。

関西エアポートによると、関西空港内で放置または廃棄されたスーツケースは、2019年度に716件に上り、その後、コロナ禍の影響で一時的に減少したものの、2024年度には再び増加し、816件に達したとのことです。

このほか、北海道・札幌市などの観光地でも、観光客によるスーツケースの放置が増えているとのことです。

2022年には、放置されたスーツケースに危険物が入っている可能性があるとして、警察が出動する騒ぎに発展したこともありました。

訪日客の増加に伴い、ゴミの放置にとどまらず、観光地での治安悪化や交通事故なども相次いで報告されており、多くの日本人にとっては、手放しで歓迎できない状況となっています。

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