インド西部でボーイング旅客機が墜落 地上にいた人々も巻き込まれ290人超が死亡 生存確認された乗客は1名のみ

インド西部でボーイング旅客機が墜落 地上にいた人々も巻き込まれ290人超が死亡 生存確認された乗客は1名のみ

インド西部で12日、乗客242人を乗せた旅客機が墜落し、地上にいた人々も巻き込まれて、290人以上が死亡する大事故が発生しました。

旅客機は、グジャラート州のアーメダバード国際空港を現地時間の午後1時39分に離陸しましたが、わずか1分も経たないうちに高度625フィート(約190メートル)で信号が途絶え、墜落したと報じられています。

墜落した機体は、エア・インディアが所有するボーイング787型機で、イギリス・ロンドンのガトウィック空港へ向かう予定でした。

◯画像:インド 旅客機墜落 1人生存も残る乗客乗員241人全員の死亡確認 より

ネット上やメディアでは、墜落の瞬間とみられる映像が公開されており、車輪を出した状態で機首を上に向けたまま徐々に高度を下げる様子と、その直後に発生した大きな爆発の様子が映し出されています。

エア・インディアによると、事故機には乗客230人、乗員12人の計242人が搭乗しており、国籍別ではインド人が169人、英国人が53人、ポルトガル人が7人、カナダ人が1人だったとのことです。

このうち、生存が確認されているのはわずか1名だけです。

さらに、機体は墜落の際に医科大学の宿舎を直撃し、学生50〜60人が病院に搬送されたほか、地上にいた人々のうちおよそ50人が死亡したと報じられています。

◯インド機墜落、290人死亡 地上でも多数巻き添えか

◯インド機墜落、唯一の生存者「どう脱出したかまったくわからない」

民間の航空情報サイト「フライトレーダー24」によると、事故当時の天候は、風速3.6メートルの西南西の風、気温37度、視界6キロと、飛行に大きな支障が出るような条件ではなかったとされています。

この事故について、日本航空の元機長・小林宏之は、「信頼性の高いボーイング787型機は、エンジンが1基でも稼働していれば飛行を継続できるため、エンジン自体の不具合や燃料系統のトラブル、バードストライ」などが重なり、2基のエンジンが同時に停止した可能性がある」と指摘しています。

現時点で詳しい原因は明らかになっていませんが、インドの主要メディアによると、機長は墜落直前に管制官へ緊急事態を通報していたことが判明しており、関係機関は原因の究明を急いでいます。

事故の原因が解明され、同じ悲劇が二度と繰り返されないことを心から祈ります。

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