大分県で22日、警察官に成りすましたベトナム人男女4人が、79歳の女性から1600万円をだまし取った疑いで逮捕されました。

詐欺の疑いで再逮捕されたのは、ベトナム国籍で、いずれも福岡市に住む会社役員のグエン・テイ・ジエツプ容疑者（24）ら4人です。

9月中旬から25日にかけて、4人は別の人物らと共謀し、警察官や検察官などになりすまし、大分市の女性（当時79）に「あなたには薬物の密売事件で報酬を受け取った容疑がかけられている」「口座に入っている紙幣の番号を調べるため、すべて引き出すように」などと嘘の電話をかけ、現金1600万円を引き出させました。

被害女性は詐欺だと気付かず、指示通りに現金を引き出し、自宅の駐車場に置いたところ、だまし取られたとのことです。

このベトナム人の男女４人は、大分市と豊後大野市のいずれも70代の男女から、合わせて970万円をだまし取った疑いですでに逮捕されており、今回は再逮捕となります。

近年、大分県内では警察官などになりすまして高齢者に電話をかけ、現金をだまし取る詐欺が相次いでおり、今月21日に時点で昨年から10倍超の34件も発生しています。

現在、県警は逮捕した４人について余罪がないか調べを進めています。

卑劣な犯罪行為を繰り返す悪なる外国人たちが全て厳しく取り締まられ、国民の安全が守られますことを心から祈ります。

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