米・ロサンゼルス大司教区は16日、聖職者から性的虐待を受けた被害者に対し、過去最高金額となる8億8000万ドル(約1300億円)の和解金を支払うと発表しました。
ロサンゼルス大司教区では、聖職者による性的虐待が相次いでおり、2014年までに500人以上の被害者に対し、約7億4千万ドル(約1106億円)の和解金が既に支払われていました。
しかし2019年に、カリフォルニア州が未成年者への性的虐待に関する提訴の時効を一時撤廃する法改正を実施したため、それを機に、新たな訴訟が相次いでいました。
今回、ロサンゼルス大司教区は1940年代まで遡ぼって、1353件に及ぶ児童の性的虐待の訴えについて、過去最大規模となる8億8000万ドル(約1300億円)の和解金を支払う方針を示しています。
大司教のホセ・H・ゴメスは、カトリック信者に向けて「これらのすべての出来事について、心の底からお詫びしたい」と述べ、今回の和解が「これらの人々が経験した苦しみに少しでも癒しを提供することを願っている」との声明を発表しました。
現在、アメリカ国内では、カトリック教会による性的虐待事件を巡る訴訟が相次いでおり、カリフォルニア州だけでもサンフランシスコ大司教区、オークランド教区、サンディエゴ教区が破産しています。
過去の記事でも述べましたが、カトリックをはじめとしたキリスト教の教会は、長い歴史の中で悪魔崇拝者たちによって乗っ取られ、悪魔への生贄として組織的に幼児虐待を行ってきたことが分かっています。
◯キリスト教は悪魔崇拝者によって内部から破壊された。その歴史の詳細について。
○バチカン、児童虐待で聖職者848人の資格剥奪。悪魔崇拝はバチカン中心に行なわれていた。
子供たちを虐待し、その心身を破壊してきた悪魔崇拝者たちが一人残らず厳正に裁かれ、二度と同じ過ちが繰り返されることがないよう心から祈ります。
◯【ドイツ】カトリック聖職者たちが幼児に性的虐待を行なっていたことが発覚し、67万人以上の信者が脱会
◯【続報】仏カトリック聖職者の性的虐待により21.6万人の子供が被害 関係者による虐待を含めると33万人が被害を受けていたことが発覚
◯【米ボーイスカウト連盟】過去80年間で性的虐待を受けた少年8万2000人以上 賠償額24億5000万ドル(約3300億円)
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