日本の薬はほとんど中国製だったことが判明 原材料を中国メーカーに依存

日本の薬はほとんど中国製だったことが判明 原材料を中国メーカーに依存

日本に流通している薬の大半が、中国製の原料から作られていることが判明しました。

政府の医療政策立案に関わる印南一路(いんなみ いちろ)慶應義塾大学名誉教授は、「そもそもクスリを製造するには、原料となる化学物質が必要です。実はその大部分を製造しているのが、中国のメーカーなのです」と明らかにしています。

印南教授によると、日本の製薬会社で薬の原料になる「原薬」を一から製造しているところは1社もなく、いずれも中国やインド、イタリア、韓国などのメーカーから購入したものを用いているとのことです。

また、印南教授は「日本に輸出されている原薬にどこの原料が使われているのか厚労省が調べようとしたものの、海外メーカーにとって調達先は企業秘密であるため、完璧に特定するのは難しかった。しかし判明しているものに関しては、大部分が中国の企業が製造工程に関わった原薬だとわかったのです」と話しています。

この状況について、印南教授は「このまま中国依存が続けば、あちらの思惑ひとつで原料や原薬の価格が引き上げられたり、クスリの材料が日本に入ってこなくなったりする恐れがあるのです」「将来的には外交カードとして、中国がこのような事態をわざと引き起こすことも考えられる。場合によっては、日本人の健康に直結する抗菌薬や抗生物質すら国内で製造できなくなるかもしれません」と警鐘を鳴らしています。

医療利権そのものがこの地上から消滅し、全ての人が心身ともに健康に生きられる社会となりますことを心から祈ります。

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