甲賀広域行政組合消防本部は8日、コロナワクチンを接種していない職員にハラスメントを繰り返していたとして、消防本部勤務の50代男性消防司令長に対し、戒告の懲戒処分を下したと明らかにしました。
司令長の男性は2021年4月、ワクチン接種を拒否した職員に対し、「受けた方がいい」と数度にわたり面談し、接種を要請。
さらに、5月から8月にかけ、接種を拒否した職員を隔離し、別の場所で勤務させる業務区分案を提案したほか、全職員へその旨を周知し、精神的苦痛を与え、退職せざるを得ない状況に追いやったとのことです。
このほか、司令長が接種要請を行っていたことを把握していなかったとして、上司だった50代の男性消防監を訓告処分としました。
会見で川島辰道消防長は、「一部職員の処分をもって全ての問題が払拭できたとは考えられず、誰もが働きやすい風通しの良い職場環境の醸成に向け組織一丸となって取り組んでいく」と謝罪しました。
甲賀広域行政組合消防本部では、コロナワクチン接種を強要したとして、当時の消防長と消防次長がすでに停職の懲戒処分を受けています。
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しかし今回の処分は、いずれも口頭または文書での注意を行うのみで、何のペナルティもないため、ハラスメントに対する処分としては余りに軽すぎると指摘する声が多数上がっています。
ワクチン接種を強要し、人々の人生を破壊した者たち全てが厳正に裁かれ、二度と同じ過ちが繰り返されることのないよう心から祈ります。
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