社会保険労務士向け業務支援システム「社労夢(シャローム)」が、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃を受け、システム上で扱っていた800万人超分のマイナンバーを含む個人情報の流出が懸念されています。
「社労夢」を提供する「エムケイシステム」は5日、外部からのサイバー攻撃を受け、データセンターのサーバーがダウンしたことを明らかにしました。
サイバー攻撃から13日経過した現在も、システムは復旧しておらず、主力の社労夢をはじめ、関連する複数のサービスがほとんど使えない状況が続いています。
「社労夢」が扱う個人情報には、社労士の顧客企業の従業員や扶養家族の氏名、生年月日、給与などに加えて、12桁のマイナンバーも含まれています。
ある社会保険労務士事務所に勤める50代の女性は、「書類を作る度に、社労夢のシステムに事前に預けた顧客企業の従業員のマイナンバーをシステムから引っ張っている。もしマイナンバーも含めて外部にごっそり流出していたら相当に怖い」と話しています。
エムケイシステムは、「マイナンバーは、他の社労夢製品とは切り離した環境で完全に暗号化されており、流用や悪用はできない仕組み」と説明、マイナンバー漏えいの可能性を否定しています。
しかし、Twitter上では「マイナンバーにいろいろ紐付けされているわけですが、この個人情報は大丈夫なわけないですよね?」「既存のプログラム言語媒体を使っている限り同じようなことが繰り返される気がする・・・」といった批判の声や、情報流出を懸念する声が殺到しています。
国民の個人情報は、このようにいつ漏洩するか分からない状況の中で管理されているため、マイナンバーに様々な情報を紐付けることで、想像を超えた大きなトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
マイナンバー制度の危険性がさらに広く認知され、普及を強行してきた悪徳政治家たちが、すべて厳正に裁かれますことを心から祈ります。
○内閣官房・警察庁・公安調査庁・外務省・防衛省がマイナンバーカードの危険性を政府に訴えていたことが発覚「個人情報を一括して盗まれ、悪用される可能性が否定できない」
○過去5年間で約3万5000人分のマイナンバー情報が紛失・漏洩 500万人以上の個人情報が中国に流出した恐れ
○【河野太郎の出身地・神奈川県平塚市】マイナンバーカードと銀行口座の紐付けトラブルを受け、公金受取口座の当面の利用を停止 市民の不安感に配慮し
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