1989年6月4日、中国で民主化運動を行う学生らが弾圧された天安門事件から、今月4日で33年目となりますが、欧米各国で追悼イベントが開催される一方、中国国内ネット上では一段と規制が強化されました。
○【民主化を求める学生たちを大量虐殺】天安門事件の実態を徹底的に隠蔽してきた中国共産党の闇
天安門事件では、民主化を呼びかける学生らに対し、中国政府が戦車を出動させて大量虐殺したことが分かっていますが、中国のライブコマースで著名なインフルエンサーの李佳琦(29)は、3日、その事実を暗示するかのように、戦車を模したケーキを視聴者に見せ、大きな話題となりました。
ところが、この直後、ネット検閲当局はライブ配信を遮断したそうです。
○天安門事件33年、「戦車型のケーキ」でインフルエンサーの生配信強制終了
困惑する一部の若いネットユーザーに対し、天安門事件を巡る当局の措置ではないかと別のネットユーザーらが隠語で示唆したことから、海外ツイッター上では、この一件によって、中国人の若い世代が天安門事件を知るきっかけになったのではないかの見方を示しました。
また、「李佳琦さんのことで、戦車男は本当にいたと証明された」「事実を隠そうとしても、必ずボロが出る」などの声も上がったそうです。
中国ネット上では、6月4日付近、天安門事件を暗示する数字「89」「64」や、その他事件を連想する単語や表現を徹底的に検閲しています。
○習近平の威厳を損ねるとして「くまのプーさん」も禁止ワードに 中国の異常なネット検閲の実態
天安門事件によって、1万人を超える学生や市民が殺されましたが、中国政府は、今でも天安門事件について隠蔽、歪曲し続けており、中国国内の若者は、洗脳教育によって、この事件についてはほとんど何も知らされていません。
そのため、日本に来て初めて天安門事件を知る中国人の若者もたくさんいるそうです。
○天安門事件、中国で風化の恐れ 「情報統制で若者がほとんど知らない」
中国政府は、中国国内のみならず海外のネット上でも隠蔽工作を行い、情報を統制していますが、現在、中国内部からも外部からも、中国共産党に対する批判の声が頂点に達しているため、中国共産党がこれまで行ってきた数々の悪事について、各方面からさらに明るみになっていくことは間違いありません。
○【ネット支配を目論む中国共産党】米研究機関、大手検索エンジンが中国共産党の情報操作に加担していると報告
卑劣な言論弾圧を行う中国共産党と、彼らに与する悪人たちが一人残らず滅び去り、世の中に真実の情報が広まりますことを心からお祈りします。
○「インターネットを赤に染めよ」習近平、世界のインターネットを支配・制御する計画を推進していたことが発覚
○【強まる中国共産党による言論弾圧】報道の自由度、日本は世界71位 昨年から4つ順位を下げる
○Twitter社が、中国共産党によるウイグル族弾圧を否定する工作アカウントを次々凍結 中共によるtwitterでの大規模な工作活動が暴かれる
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