
兵庫県警は9日、自殺した元兵庫県議・竹内英明の名誉を毀損した疑いで、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)を逮捕しました。
【判明】NHK党・立花孝志容疑者を送検 警察は“逃亡の恐れ”と判断し逮捕https://t.co/6VvVwvsHTc
捜査関係者によると、立花容疑者は10月末、ドバイに渡航。ドバイと日本は犯罪人引渡条約を締結しておらず、警察は、立花容疑者が今後、逃亡や証拠隠滅する恐れがあるとみて、逮捕に踏み切ったという。 pic.twitter.com/QpOUHZ9Ktr
— ライブドアニュース (@livedoornews) November 10, 2025
【速報】NHK党・立花孝志氏を名誉毀損容疑で逮捕 元兵庫県議への中傷でhttps://t.co/TJ7GlFT5GT
— 毎日新聞 (@mainichi) November 9, 2025
竹内元県議は生前、斎藤知事の疑惑を調べる百条委員会の委員として事実関係の解明に力を尽くしていましたが、昨年10月に県知事選が始まるのと同じタイミングで、立花容疑者から斎藤知事失職の「黒幕」として名指しで批判されるようになりました。
竹内元県議は辞職を余儀なくされましたが、その後も激しい誹謗中傷に苦しみ、今年1月に自宅で死亡しているのが発見されました。
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立花容疑者は、竹内元県議について根拠のないまま「何も言わずに去っていった竹内議員は、めっちゃやばいね。警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」などと発言したほか、「斎藤を貶めた主犯格」と題して本人の顔写真をサムネイルにした動画を配信するなど、元県議に批判が集中するよう煽動しました。
さらに、竹内元県議が相次ぐ誹謗中傷を苦に自殺した後も、「竹内元議員は昨年9月ごろから兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていました」「竹内元県議は、逮捕される予定だったそうです」などと街頭演説で虚偽の発言を続けていました。
竹内元県議の妻は、立花容疑者のこれまでの発言はすべて事実無根だとして今年6月に刑事告訴し、県警が同月中に受理していました。
県警は、立花容疑者が先月ドバイに渡航していたことから、証拠隠滅や逃亡のおそれがあると判断し、逮捕に踏み切ったとのことです。
立花容疑者の逮捕を受け、竹内元県議の妻はオンラインで記者会見を開き、「夫の死の衝撃で打ちひしがれ、いわれのない誹謗中傷に恐れ、立ち向かう気力すらなかった」と振り返り、「どうなるのか不安、心配もありましたが、今はほっとしております」「色々な方の助けで声を上げられるようになってきた。誹謗中傷で同じことが繰り返され、これ以上、犠牲が生まれてほしくない」と語りました。
悪質な世論誘導や誹謗中傷に関与した者たちが全て厳正に裁かれ、二度と同様の悲劇が起こることのないよう心から祈ります。
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