【水産庁】スルメイカが異例の豊漁で漁獲枠を上回り、スルメイカ漁の停止命令の発出へ 漁業関係者からは「イカを生業にして暮らしている人がどれほどいると思っているのか」と怒りの声

【水産庁】スルメイカが異例の豊漁で漁獲枠を上回り、スルメイカ漁の停止命令の発出へ 漁業関係者からは「イカを生業にして暮らしている人がどれほどいると思っているのか」と怒りの声

今期はスルメイカが異例の豊漁となり、想定の漁獲量を大きく上回ったことから、水産庁は小型スルメイカ漁の停止命令を出す方針を固めました。

小型イカ釣り漁による漁獲枠は、当初の2800トンから4900トンに引き上げられていますが、実績はすでに5388トンあまりに達し、漁獲枠を大きく超過しています。

水産庁によると、1990年代に漁獲可能量の制度を導入して以来、スルメイカに採捕停止命令が出されるのは初めてのことで、命令は漁期が終わる来年3月まで続くとのことです。

近年の不漁からようやく豊漁に転じた矢先だったため、漁業者や市場関係者からは憤りや戸惑いの声が上がっています。

函館市の漁協函館小型いか釣漁業部会の小甲大樹さん(51)は「10月に入って、函館近海でも漁獲量が増えてきた。待ってました、これからだ、というときに休漁しなくてはならないなんて」と話しています。

また、はこだて自由市場を運営する函館自由市場協同組合の前直幸理事長(62)も、「イカを生業にして暮らしている人がどれほどいると思っているのか」と突然の事態に憤りを露わにしています。

◯スルメイカ、豊漁転じて休漁措置…函館朝市で戸惑いの声「求めて来るお客さんがかわいそうだ」

青森県三沢市の漁業関係者は、「大変だ 死活問題だよ」「収入がなくなるんだもの。休漁だって言われたってね」「困っているよ。誰もがイカ釣りやっている船は全船。ここ三沢だけでなく青森県全部が」と話しています。

◯イカ豊漁なのに“休漁”に!?漁業者は「死活問題だよ」 漁獲可能量が全国で超過した影響で今後の見通し立たず 青森県八戸市

食料の供給バランスが保たれ、誰もが安心して豊かに暮らせる社会となりますことを心から祈ります。

◯【食糧危機が来ない日本】サンマが15年ぶりの豊漁 価格は去年の3分の1、サイズは例年の1.5倍に

◯【批判殺到】日本政府、2026年度産の主食用米を711万トンへ減産する方向で検討 石破前政権のコメ増産の方針から一転し「減反政策」へ

◯【困窮する国民】都庁前の食料品配布会、利用者が840人、過去最多を大幅に更新 新潟大学でも食費を切り詰める学生のためにフードバンクが発足

コメントを書く

*
*
* (公開されません)

Comment