
北海道のニセコ町が、羊蹄山麓の水道水源を守るため、異例の嘆願署名を募っていることがわかりました。
下記をご一読いただき、ご賛同いただける方は署名のご協力をお願いします。
ニセコ町水道水源を守る嘆願署名のお願いhttps://t.co/vS0zetJbh1
※ご賛同いただける方は、どなたでもオンライン署名できます
※オンライン署名受付は8月25日まで
※紙媒体で署名を提出済みの方は、重複して署名できません— ニセコ町役場 (@nisekocho) August 20, 2025
問題となっているのは、羊蹄山のふもとにあるおよそ16万平方メートルの土地で、町人口のおよそ8割にあたる4000人に水を供給する重要な水源地とされています。
ニセコ町は2011年5月に「ニセコ町水道水源保護条例」と「ニセコ町地下水保全条例」を施行し、同じ年の10月には問題の土地を「水道水源保護地域」に指定しました。
さらに、2013年には正規の売買契約に基づいてこの土地を取得しましたが、17年前に所有していた会社が「第三者が無断で売買した土地だ」として、町に返還を求めて提訴してきたとのことです。
この裁判で札幌地方裁判所は昨年9月、会社側の主張を認め、ニセコ町は判決を不服として控訴し、現在も係争が続いています。
町の担当者は「海外の所有者に土地が売買された場合、違法開発のリスクが高まる」と懸念を示しています。
弁護士ドットコムは、問題の土地が会社側に返還されれば海外業者に転売され、町人口の8割を支える水源地が危機にさらされるおそれがあると指摘しています。
ニセコ水源問題(「ニセコ町水道水源を守る嘆願署名」のお願い)の関係。
ニセコ町のウェブサイトの文言と、北海道新聞の記事を読んでようやく意味合いがわかってきたので自分用にメモ。🟢登場人物
・仮にA社と呼ぶ(山梨県の4代前の所有者)
→…— 辻 元気 (@2Gweb) August 20, 2025
ニセコ町は、署名を募るにあたり、羊蹄山の麓で法の規制を超えて無断で開発されている事案が頻発していると指摘し、「この土地を自治体が所有し水源の管理をすることが、町民から最も求められていることと認識しております。よって、町民の8割の生命の水を守るという社会的意義からも、さらに国民の暮らしを守るという法的意義からも、これらの諸事情をご考慮の上、寛大なご判断を賜りたく、嘆願いたします」と呼びかけています。
公正な裁判が行われ、地域で暮らす人々が安心して生活できる環境が保たれますことを心から祈ります。
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