オーストラリア当局、Googleに3580万米ドル(約52億6260万円)の罰金を課す アンドロイド端末にGoogleの検索アプリのみを初期搭載させる取引で独占禁止法違反

オーストラリア当局、Googleに3580万米ドル(約52億6260万円)の罰金を課す アンドロイド端末にGoogleの検索アプリのみを初期搭載させる取引で独占禁止法違反

オーストラリアの競争・消費者委員会(ACCC)は18日、米IT大手グーグルに対し、独占禁止法違反で罰金5500万豪ドル(約53億円)を科す方針を決め、連邦裁判所に提訴しました。

グーグルは2019年から2021年にかけて、携帯電話大手の「テルストラ」と「オプタス」が販売するアンドロイド端末の初期設定で、自社の検索エンジンのみを搭載させ、競合他社を排除していました。

その見返りとして、グーグルは検索広告収入の一部を携帯電話2社にキックバックの形で支払っていたとのことです。

◯豪当局、グーグルに罰金53億円 携帯電話で検索設定独占

グーグル側はすでに一連の違反行為を認めており、判決後に罰金を納付する方針を示しています。

また、オーストラリア政府は、16歳未満の子供によるSNSの利用を禁止する法律を成立させ、今年12月から始まる規制にYouTubeを含むことも決定しています。

◯【オーストラリア】16歳未満のYouTubeの利用を禁止に

グーグルは長年にわたりネット市場を事実上独占してきましたが、近年は日米欧豪が歩調をそろえて「Google包囲網」を強化しています。

グーグルによる独占行為に終止符が打たれ、誰もが安心して利用できるネット環境が整備されますことを心から祈ります。

◯【裁かれるグーグル】エピック・ゲームズとの控訴審でも敗訴『Google Play』で手数料を取るのは独占禁止法違反との判決を下す

◯AI検索の米新興企業『パープレキシティ』、Googleのブラウザ『クローム』を345億ドル(約5兆1000億円)で買収をすることを提案 グーグルの独占状態解消の動きを見越して

◯【公正取引委員会】Googleに排除措置命令 自由な取引を妨げ、独占禁止法に違反すると認定 言論弾圧に対する報い

コメントを書く

*
*
* (公開されません)

Comment