【治安悪化】山形県で収穫直前のサクランボ計290キロが盗まれる

【治安悪化】山形県で収穫直前のサクランボ計290キロが盗まれる

山形県内でサクランボの窃盗事件が相次ぎ、5月から6月中旬にかけてのわずか1ヶ月間に計290キロの被害が出ました。

今月15日には、上山市相生にある畑で高級サクランボ「佐藤錦」およそ200キロが盗まれる事件が発生しました。

管理者の石山真一さんによると、畑にあったサクランボの木67本のうち、収穫直前の「佐藤錦」約50本だけが狙われ、実がごっそりともぎ取られていたとのことです。

被害額は時価にして100万円相当に上り、警察は今月13日正午から15日朝5時ごろまでの間に、何者かが畑に侵入して犯行に及んだとみて調べを進めています。

山形県内ではサクランボの収穫が最盛期を迎えており、先月29日には寒河江市のサクランボ畑で「紅さやか」およそ50キロが木からもぎ取られる事件が発生しました。

◯山形 寒河江 さくらんぼ約50キロ盗難被害 ことし県内初

被害に遭った男性によると、被害額は時価でおよそ15万円に上り、「けさ畑に来て、盗まれているのに気付きました。実の取り方が雑で、木の下には実が散らばっていました。収穫直前のいちばん大事な時期だったので、言葉では言い表せないほど残念です」と話しています。

6月1日には、南陽市のサクランボ畑で、同じく「紅さやか」およそ40キロ、時価にして11万円相当が盗まれました。

畑を管理する男性によると、盗まれたサクランボはいずれも翌日に収穫する予定だったもので、食べごろを迎えていたとのことです。

◯南陽市で収穫間近のサクランボ「紅さやか」40キロ盗難 今シーズンの届け出2件目

警察はパトロールを強化する一方で、農家に対しては防犯カメラの設置を検討するよう促し、畑の周囲で不審な車両を見かけた際には、ためらわず通報するよう呼びかけています。

農作物の窃盗事件は全国で毎年2000件以上報告されており、2023年には2154件の被害が確認されています。

近年、農作物の窃盗が増えている理由として、フルーツや野菜のブランド化で収益性が高まっていることに加え、ネットを通じて盗品でも売りやすくなっていることなど、販売経路の多様化も一因だと指摘されています。

◯【治安悪化】全国各地で農作物の盗難事件が相次ぐ 山梨県でシャインマスカット約2750房、茨城県でナシ約6790個、京都府で九条ネギ約500キロなど

◯農作物の盗難防止対策。盗難が増えている背景と最低限知っておきたい自衛策。

◯深刻な農作物被害 毎年2千件超 狙われる高単価のモモやブドウ

卑劣な犯罪行為が厳しく取り締まられますことを心から祈ります。

◯【狙われる農作物】岡山県内のコメ、半年間で約3トン盗まれる 北海道では400本のアスパラガスが盗まれる被害

◯【水戸地検下妻支部】茨城県の畑からキャベツを盗み現行犯逮捕された中国人の男2人を不起訴処分 理由は明らかにせず

◯青森県で収穫したリンゴ約1200個が盗難、福岡県で収穫前のキウイ約750キロが盗難 日本各地で農作物の盗難事件が相次ぐ

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