ユニクロの柳井正、BBCのインタビューで「新疆ウイグル自治区産の綿花使っていない」と発言 中国で炎上、不買運動へと発展

ユニクロの柳井正、BBCのインタビューで「新疆ウイグル自治区産の綿花使っていない」と発言 中国で炎上、不買運動へと発展

ファーストリテイリングの柳井正会長が、BBCのインタビューで「ユニクロ製品に中国・新疆ウイグル自治区の綿花は使っていない」と発言し、中国で炎上しています。

28日に公開されたインタビュー動画で柳井正会長は、新疆ウイグル自治区の綿花を使っているかと問われた際、「それは使っていませんし、どこの綿っていうことを言ったとしても……まあこれ以上言うと政治的になるんでやめましょう」と答えました。

新疆ウイグル自治区では、少数民族のウイグル人が中国政府などによって虐殺・虐待され、強制労働をさせられている疑いが持たれており、これまでにH&Mやナイキ、バーバリー、エスプリ、アディダスなどのブランドが新疆綿の使用停止を発表しています。

しかし中国政府は、この疑惑を全面的に否定しつづけ、各ブランドが新疆綿を使わない方針を発表する度に、中国人の間で不買運動が行われてきました。

◯【2009年ウイグル騒乱】漢人の集団が、棍棒、ナタ、包丁などの凶器を持って練り歩き、ウイグル人を襲撃・虐殺

◯【国連報告書】「中国がウイグル族らに強制労働を課している」と結論 視察結果を公表しないよう中国政府が圧力をかけていたことも発覚

そのため、中国のSNSでは「ユニクロはもう買わない」「ユニクロは倒産しろ」「中国市場から出ていけ」といった批判が殺到、不買運動に発展する事態となっています。

ユニクロは「新疆綿を使っている」と言えば中国以外の国々から批判を浴び、「使っていない」と言えば中国人たちから批判され、まさに板挟みの状態となっています。

また、日本のネット上では「中国でビジネスをするというのはこういうこと」「UNIQLOにとっては中国市場で不買運動が起これば相当な痛手となるでしょうね」「安いコストを狙って中国へ工場を建て、日本の地場産業を淘汰させた結果です」と冷ややかなコメントが次々と投稿されています。

◯Yahoo!ニュースコメント欄

中国に媚びる企業が淘汰され、真に有益な働きを成す企業が繁栄する正常な社会となりますことを心から祈ります。

◯中国発のファッションメーカー「SHEIN」、ウイグル族の強制労働に関与している疑いが浮上 商品タグに「Help Me」「Need Your Help」と助けを求めるメッセージ

◯【李家・柳井正】ユニクロやGU(ファーストリテイリング)が特許侵害をめぐる裁判で完全敗訴

◯【ユニクロ・柳井正】「日本は移民を受け入れやすくする必要がある。『開国』しない限り昔の繁栄を取り戻すことはない」と述べ、批判殺到

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