【山形県】「県民は1日1回笑うこと」を努力義務と定めた条例を採択し、批判殺到 条例撤回を求める署名活動も

【山形県】「県民は1日1回笑うこと」を努力義務と定めた条例を採択し、批判殺到 条例撤回を求める署名活動も

山形県議会で5日、「山形県笑いで健康づくり推進条例」の採択に伴い、1日1回笑うことが努力義務として定められ、物議を醸しています。

この条例は、山形県議会の自民党会派が提出したもので、「笑いによる心身の健康づくりを推進することにより、明るく健康的な県民生活の実現を目指す」としています。

具体的には、毎月8日を「県民笑いで健康づくり推進の日」とするほか、県民に対して1日1回は笑うことや、事業者に対して笑いに満ちた職場環境を整備するよう努めることなどを求めています。

過去に山形大学が、県民1万7000人余りを対象に行なった研究で、ほとんど笑わない人は、よく笑う人と比べて死亡リスクが1.95倍になるとの結果が出ています。

新たな条例は、この山形大学の研究結果に基づいて作られたとのことですが、5日の本会議では「条例に定めることで、病気や怪我などによって笑うことが困難な方々の人権を損なうことがあってはならない」といった反対意見も上がったとのことです。

現在、条例の撤回を求める署名も実施されており、「山形行政チェック有志会」は、「このような条例は他に類例がありません。このような異常な条例や法令が先例となれば内心の自由を侵害するものとして将来にわたり山形県の負の歴史として語られることになるでしょう。仮にこの条例に倣うものが出てこないとしてもそれは屈辱的な物笑いの種になるでしょう」と非難しています。

また、ネット上では「山形ってそんなに辛い場所なのか。。。」「努力義務になった瞬間に愛想笑いに…」「心から笑える環境を作るのが行政の仕事なんじゃない?」「笑える余裕ができるようにしてくれ…」「ディストピア」といったコメントが多数投稿されています。

無益な政策ばかりを打ち出す政治家たちが一掃され、人々の声に忠実な行政が行われますことを心から祈ります。

◯コロナワクチン接種率2位の『山形県』、1年間で人口が1万4846人減少 2年後には100万人を割ると試算

◯【昆虫食】山形県の県立高校の生徒と企業が『コオロギバーガー』を共同開発 昨年の『コオロギシュークリーム』に続く第2弾

◯【裁かれる北尾吉孝】きらやか銀行(山形市)、244億円の赤字で頭取と常務が辞任 親会社『じもとホールディングス』の筆頭株主は『SBIホールディングス』

コメントを書く

*
*
* (公開されません)

Comment